AMPHI SKULL COLLECTIONに ヒグマ が登場! 様々な頭骨模型を販売している AMPHI SKULL COLLECTION のラインナップに ヒグマ が加わりました!!早速、模型の画像をご覧くださいませ。 ヒグマ についての情報 今回、 ヒグマ の頭骨データは下記URLから取得しました。 License:CC0 Public Domainの表記があったため、商業利用しています。 この ヒグマ は、頭骨最大長が43cmで、 1896〜7年のベーリング海遠征中に、シベリアのカムチャツカでダーシートンプソンに買収されました。他、詳細については、先ほどのURLよりご確認くださいませ。 ヒグマ の他にも このヒグマの他にも、コウモリや、シナワニトカゲや、カムルチーなど様々な頭骨の模型を取り扱っています。是非、一度 AMPHI SKULL COLLECTION をご確認くださいませ。 今後も、世界の博物館や教育機関が意図して公開している3Dデータをそれに準じて、一般の方でも手に取りやすい価格で作製していきます。
昼食中のテント内に タカサゴキララマダニ 仕事のお昼休み。3人で昼食をとっているとテントのサイドシートに小さい虫が張り付いていました。 何やら見覚えのある形状… 手のひらと比べると、このサイズ感でした。 スマホのカメラではアップで撮影できなかったため、小さいもの専用のマクロレンズを搭載した一眼レフで撮影してみました。 正体は タカサゴキララマダニ !? 発見時は動かなかったのに、撮影を始めてからは垂直のサイドシートを器用に移動していました。そのため対象物からズレて撮れた一枚です。サイドシーツの繊維が確認できました。 これが今回、見つけた小さな虫です。 タカサゴキララマダニ というダニの一種です。このダニはどこかで見たような… タカサゴキララマダニ は以前、当社で模型を作製したことのあるダニでした! 因みに、現在、 タカサゴキララマダニ のTシャツも販売中!!ご興味のある方は是非ご覧になってください!https://suzuri.jp/amphi_LLC/6924979/t-shirt/s/lavender今後も身近な生き物や模型についての情報を投稿していきます。どうぞご期待ください!
NHK「サイエンスZERO」へ ティラノサウルス 類の模型を納品しました! NHK盛岡様から依頼をいただき、白亜紀の恐竜の復元模型を作成しました。模型は5月9日にNHKのEテレにて放送予定です。また、再放送の情報も含め、番組内容につきましては下記のURLをご確認くださいませ。https://www.nhk.or.jp/morioka/pickup/ 下記のURLで番組の詳細について掲載されています。https://www.nhk.jp/p/zero/ts/XK5VKV7V98/NHK盛岡放送局のTwitterで、模型を活用した動画をアップロードしています。https://twitter.com/nhk_morioka/status/1389384339205591041?s=21 久慈の肉食恐竜!? 今回、作成した模型は、久慈市で発見された ティラノサウルス 類の復元模型です。国内の白亜紀後期では初の確実な ティラノサウルス 類とのことです。詳細については、下記URLからご確認いただけます。http://www.kuji.co.jp/blog/44002700417 製作工程 今回、一枚の復元画をベースに一カ月半ほどで作成しました。工程としては、下記のとおりです。①3Dデータの作成②3Dプリンターによる出力③着色④羽毛の植え込み3Dデータは、復元画や化石のレプリカなどを参考にモデリングしました。デジタルデータでのやり取りの為、完成イメージの共有がしやすく、お互い納得できる模型になりました。 3Dプリンターでの出力後、復元画を参考に着色し、本物の鳥の羽を一枚ずつ手作業で張り付けて完成させました。 ティラノサウルス 類の3Dデータです。ポージングはこの後、復元画に合わせて調整しました。 歯の本数や形状が ティラノサウルス 類では非常に重要なため、特に細部まで精密に再現しました。 3Dプリンターで出力した直後の模型の様子です。「模型が自立すること」が依頼者からの条件の一つでした。画像からわかるように支えがなくても問題なく自立しています。 着色や羽を貼る際には、今回の模型用に調整した固定器具を用いました。模型の首と尾を固定して安定させ、作業を行いました。また、部屋の照明などによって色味が異なって見えるため、時には日差しなどに当てて確認しながら慎重に作成しました。 完成した模型 アンフィ合同会社では一枚のイラストからでも立体物を作成可能です。また、データ上で立体物を作成してから3Dプリンターで出力するため、修正点があった際はすぐに対応可能です。 是非、放送で模型が活用される様子をご覧ください。
ニホントカゲ が食べていたのは…? 紀美野町内にある当社で、 ニホントカゲ の捕食シーンの撮影に成功しました。町内でニホントカゲを見かけることは少なくないのですが、普段と違いこちらに気づいても逃げ出さず、一心不乱に捕食していました。 ニホントカゲの発見時の様子です。 観察していると、少し移動してまた捕食を繰り返していました。 小さな翅のついた虫? ニホントカゲの周りを観察すると、何か小さい羽のついた虫が確認できました。 足の踏み場がないほどの数が確認できました。 翅の形状が4枚とも同じ大きさでした。死んでいる個体や、まだ少し動く個体も確認できました。 アリ類とは少し雰囲気が違って感じました。マクロ撮影をして観察することにしました。 マクロ撮影の結果 大きさは4㎜ほどで全翅長は7㎜程でした。触覚はアリ類で見られるくの字型の棒状ではなく、直線的で数珠状でした。また、胴体にクビレは無く寸胴でした。黒褐色の体色で、前胸背板は黄色でした。結果ヤマトシロアリと考えられます。昨日は大雨で、今日は一転した快晴でした。条件が重なり、翅のあるシロアリが群飛したと考えられます。また、飛び立つ際や、ペアを求めて地上に降りた個体がニホントカゲに狙われたと思われます。 今後も自然観察を続けていく予定です。アンフィ合同会社をよろしくお願いいたします。 参考にした文献 青木 淳一.2015.日本産土壌動物 分類の為の図解検索.p1586 ♦今日の生き物シリーズアンフィ合同会社は本物の生き物を観察することで、よりリアルな模型の製作を目指しています。そこで、弊社が位置する自然豊かな紀美野町周辺で見られる生き物を紹介します。
共食いする タウナギ がいた!? 先週、近くの川でタモ網とウェダーを履いてガサガサをしたら全長5センチほどの小さな タウナギ が3頭獲れたので、昨日同じ川でガサガサをしてみたら全長30センチほどの個体と、その他小さめの個体が5頭獲れました!出身の東京や、長年暮らした静岡では見かけることが少なかった種だけに、久々に興奮してしまいました。獲れた タウナギ をよく見ると口からそこそこのサイズの タウナギ が…これは保育じゃなく食べてる!しかも半分溶けてる… 川の中をたも網ですくってみると…タウナギ !30㎝ほどの大きな個体が入りました! 凄く元気で、網の中を暴れまわっていました。画像がブレていますが、口周りにご注目!何か加えているような…?アップして確認してみると…?? タウナギ が タウナギを食べていました!! タウナギ が吐き出した タウナギ です。身体が半分溶けています… 今後も自然観察を続けていく予定です。アンフィ合同会社をよろしくお願いいたします。
海南nobinos にて飛び出す3D図鑑の第二弾「サメの世界」を開催! 海南市の公立図書館 海南nobinos にて飛び出す3D図鑑の第二弾「サメの世界」を当社と上記施設の共催で、ゴールデンウィーク期間中だけ開催しています。観覧無料です。 今回はサメの歯に焦点を当て、国内のホホジロザメ、アオザメ、イタチザメ、メジロザメ属の歯化石をフォトグラメトリで3Dデータ化、さわりやすいように手のひらサイズの拡大模型にして本物と共に設置してみました。また、ロンドン自然史博物館が公開する巨大なホホジロザメの顎の3Dモデルを実物大に印刷して紹介しています。 ホホジロザメを印刷した紙の裏にマグネットが仕込んであります。壁に貼るだけで簡単に設置できました。 20分ほどで設置が完了しました。 アパラチア州立大学マッキニー地質教育博物館に収蔵され3Dデータが公開されているメガロドンの歯の実物大模型です。手に取った時、鋸歯がわかるよう再現しました。 手のひらサイズの模型に触れた後のために、消毒用のアルコールを 海南nobinos 側の配慮で設置してあります。 本物のサメの歯も設置しました。模型だけでなく、化石や現生のサメの歯も展示しました。 アンフィ合同会社では今後も、自然物に関連する展示やイベントを開催予定です。どうぞご期待くださいませ。
和歌山県立自然博物館 友の会オリジナル 歯化石コレクション販売中! 和歌山県立自然博物館 友の会オリジナルグッズ販売中! 和歌山県立自然博物館 友の会のオリジナル商品「歯化石コレクション」が販売中です!和歌山県立自然博物館 で展示されているモササウルス、スピノサウルス、メガロドンの歯化石が待望のグッズ化です。マグネット内蔵なので、冷蔵庫などの金属部分ににくっつけられます!【作製・販売】 和歌山県立自然博物館 友の会【監修】 小原正顕学芸員 ( 和歌山県立自然博物館 主任学芸員)アンフィ合同会社は、レプリカ作製に関わらせていただいております。 どこで販売しているの? 販売場所は、「 和歌山県立自然博物館 」です。入館してすぐの玄関ホールにて好評販売中です。 化石標本をもとに作製した複製品(レプリカ) このグッズは 和歌山県立自然博物館 で常設展示している化石標本をもとに作製した複製品(レプリカ)です。常設展示してある複製品(レプリカ)の販売は、かなり少ないケースなのでは無いでしょうか。また、 レプリカ作製にあたって和歌山県立自然博物館 主任学芸員の小原様に監修していただきました。小原学芸員の地学コーナー!和歌山の化石上記のページも合わせてご覧くださいませ。 和歌山県立自然博物館 へ行こう! 第1展示室の水族館ゾーンに加えて、第2展示室では標本やパネル、ジオラマなどを中心に、地質、化石、植物、動物などが展示されています。 是非、足を運んでいただき歯化石コレクションを手に取っていただきたいです。 利用案内・アクセスは下記URLからご確認ください。https://www.shizenhaku.wakayama-c.ed.jp/infomation/infomation.html
和歌山県植物公園 緑化センターで巨大な ウツボカズラ を作製しました! アンフィのレプリカ教室で ウツボカズラ !? 3月27日(土曜日)、近畿大学のサークル主催のフリーマーケットイベント「るらるマーケットin和歌山植物公園緑花センター」に参加し、巨大な ウツボカズラ を一緒に作るイベントを開催しました! 開園時間の30分前にはスタンバイしていたのですが、開園を待っていたのは我々だけでなく、他のお客さんもいました。入園料が無料なので気軽に遊びに来れるのが、お客さんの多い理由なのかもしれません。 季節ごとに様々な植物を観察できるのも緑化センターのリピート率に繋がっていそうです。今回は3月末に参加したので、桜が見ごろを迎えていました。いつ遊びに行っても新しい発見がありそうです。 るらるマーケット開催場所 東展示室で今回はイベントを開催しました。周辺にはキッチンカーが出ていました。 会場内の様子 会場内ではレプリカ教室以外に、アンフィのオリジナル商品を販売しました。実際に手にとって見ていただけることで、魅力がより伝わったのではないかと感じています。 イベントの様子 巨大 ウツボカズラ 模型の3Dデータの作製方法や、3Dプリンターでどのように模型を製造しているかを解説しました。 参加者に楽しんでいただけたので、またこのようなイベントを開催したいと考えています。
日本産哺乳類・ ニホンカモシカ の等倍頭骨模型を作製しました! ニホンカモシカ の頭骨模型 日本各地でみられる ニホンカモシカ (Capricornis crispus) の、頭骨模型を作製しました。今回の記事では、 ニホンカモシカ の野生写真と解説、頭骨の3Dモデルを公開します。 ニホンカモシカ ってどんな動物? ニホンカモシカ は日本固有種で、本州、四国、九州に分布しており、眼下線の分泌物を木の枝などにつけてマーキングを行うことが知られています。また、ウシ科は一般に生涯脱落しない角質の鞘で覆われた洞角をもちます。 ニホンカモシカ は”シカ”と名前に入っていますが、ウシの仲間でウシ科カモシカ属の一種です。シカと比べると短い角で、雌雄どちも有し、年齢とともに角輪が形成されます。 ニホンカモシカ の角は事故などで折れてしまった際に生え変わることはないため、画像のように角が折れた個体が野生で見つかる事もあります。 ニホンカモシカ の3Dデータ 頭骨の3Dモデルです。 野生の生きている個体と比べていかがでしょうか。角に見られる角輪が凹凸として確認できます。また、詳細なデータについては下記のURLよりご確認いただけます。https://hirudanisasaki.wixsite.com/mysite/%E8%A4%87%E8%A3%BD-%E3%82%A2%E3%82%AB%E3%83%8D%E3%82%BA%E3%83%9F 完成させた模型 角の鞘(ホーン)は取り外し可能な状態で模型を作製しました。現在、AMPHI Skull Collectionにて販売中です。 参考にした図書 阿部 永. 2000. 日本産哺乳類頭骨図説. P149,268,269
日本産哺乳類・ コキクガシラコウモリ の拡大頭骨模型を作製しました! コキクガシラコウモリ の頭骨模型 日本各地でみられる コキクガシラコウモリ (Rhinolophus cornutus) の、拡大頭骨模型を作製しました。今回の記事では、 コキクガシラコウモリ の野生写真や、模型製作過程の一部を公開します。 コキクガシラコウモリ ってどんなコウモリ? キクガシラコウモリ (Rhinolophus ferrumequinum)と比べて小型のコウモリ類で、北海道、本州、四国、九州、三宅島など各諸島に分布する日本固有種として知られています。 アンフィ佐々木の撮影した野生写真をご覧ください。 洞穴でぶら下がっている様子です。 洞穴内の コキクガシラコウモリ の動画です。 コキクガシラコウモリ はどんな頭骨をしているの? キクガシラコウモリ科における頭骨の特徴を今回作製した拡大模型を使って解説します。 前顎骨は口蓋枝として、その基部を除き大部分は頭骨から分離し、前方に突出した骨になっています。 下顎の臼歯は計6対(小臼歯3+大臼歯3) 小臼歯が青、大臼歯を赤でくくりました。第二小臼歯が非常に小さいですが確認できます。 データ基の頭骨のサイズは2㎝にも満たないため、その第二小臼歯は非常に確認が難しく、また、人に説明する際も困難です。これだけ大きい拡大模型があれば、下顎が6対あることを容易に説明可能です。 画像の個体は、東海地方で得られたコキクガシラコウモリの頭骨標本です。なお、3Dスキャンした個体とは別個体です。 模型作成方法 青い四角が撮影をした角度です。東海地方の洞窟内で、落っこちて干からびて死んでいた個体からデータを取得しました。頭蓋骨と下顎を撮影し、合計約400枚となりました。 もっと詳細な方法については3Dデータを担当している 佐々木のページ からご確認いただけます。 コキクガシラコウモリ の3Dデータ フォトグラメトリーを使って撮影した約400枚の画像を3Dデータにしました。 現在、3Dプリンターでの出力が完了し、AMPHI Skull Collectionにて販売中です。 参考にした図書 阿部 永. 2000. 日本産哺乳類頭骨図説. P184,185