セメント を使ったレプリカ セメント を材質にして精巧なレプリカを製作しました。化石を3Dスキャンして光造形式の3Dプリンターで雌型を出力して材質転換。これにより、表面の細かな形状まで化石そっくりになるのと、野外に設置することも可能です。セメントのため重厚感のあるレプリカを完成させることが出来ました。 セメント に材質転換するため、まずは化石を3Dスキャナーでデータ取得する様子 セメント に材質転換するため光造形式の3Dプリンターで雌型を作成 セメント を流し込み硬化まで待ちます セメント が固まったら型枠から取り外して整形 左の本物を参考に色を付けていきます 野外でも耐えられる塗料を使用して着色 金属プレートをとりつけて完成 光造形式の3Dプリンターで使用するレジン樹脂は膨潤作用によって屋外では変形してしまいますが、材質転換することによって野外でも耐えられる模型を作成することが出来ました。この他にもFRPを使ったレプリカも作成しましたので、そちらの記事もよければご覧ください。 クモヒトデのレプリカ(右) 貝化石のレプリカ(右) カニの化石レプリカ(左)
剥製 をレプリカにする 剥製 をレプリカにしてアフリカやカナダ、日本の動物を展示やインテリアに活用してみませんか?本物の剥製は虫がついたり、紫外線や湿度で毛が抜てしまうなど、劣化を抑えるため屋内での管理を必要とし、防虫防湿を整えて大切に保管する必要があります。本物は大切に保管し、屋外や人の手に触れる場所はレプリカを活用するのも一つの手です。レプリカであれば屋内だけではなく、屋外にも飾ることが可能になります。アンフィ合同会社ではレプリカをつくる博物館の収蔵物のデジタル化を進めており、数多くの収蔵品からレプリカを作製して、お届けしたいと考えています。 イボイノシシの 剥製 を3Dスキャンする様子 ケープバッファロウの剥製を3Dスキャンする様子 剥製をレーザー式の3Dスキャナーでデータ取得しているようです。角の細かなおうとつや、皮膚のしわ、太い毛などもデータ取得しています。 ケープバッファローの3Dモデル 画像をタッチすると動画を見ることができます これら 剥製 からデータ取得した3Dモデルをもとに、3Dプリンターで出力してレプリカ作製する古賀できます。 シマウマの3Dモデル シマウマの 剥製 と3Dプリンターで出力した縮小レプリカ 裏側に穴をあけているのねじや画鋲で簡単に飾ることができます 3Dプリンターの模型をFRPに材質転換!
化石クリーニング はじめました 化石・地質担当の新垣です。最近の発掘で持ち帰った化石を見ていると「埋まっている部分もきれいに出したい!」という気持ちが高まり、化石クリーニングをはじめました。本記事は、化石クリーニングについて紹介します。 ・なぜクリーニングをするのか 化石をクリーニングする理由は、標本としての価値を高めるためです。実際に化石のクリーニング前後で比較するとその効果がよくわかります。(撮影は3D担当の佐々木氏) クリーニング前 クリーニング後 時代:新第三紀中新世レモンザメ属の歯化石 6mm程度 三重県津市美里 クリーニング前 クリーニング後 時代:新第三紀中新世メジロザメ属の歯化石 8mm程度 三重県津市美里町で採集 上段の歯は1/3程度埋まっていたものが先端まで出せて全体像が分かるようになりました。下段左は歯の半分以上を出すことができ、隠れていた側にも鋸歯が並んでいました。現場で見つけた化石は、同定形質や見たい部分が埋まっていることがほとんどで、帰宅後にクリーニングして形態情報を引き出すことが重要になります。面白い化石の報告ができるように発掘も頑張ります。 ・商品にクリーニング技術を活かす ほとんどの化石標本は発掘後にクリーニングされています。クリーニング後の感じを再現するため、レプリカを「削った」商品もあります。是非「化石らしさ」がました製品も見に来てください。 左:コルヌプロエタスの拡大レプリカ、右:本物の化石 白い線は実際に削った跡。 セイムリア ベイロレンシスの産状レプリカ 始祖鳥レプリカ
和歌山市民図書館にて 三葉虫 の展示!! 三葉虫 とは アンフィ合同会社の新垣です。 5/2~5/15のGW(ゴールデンウィーク)和歌山市民図書館の2Fにて、当社で製作したレプリカを使った三葉虫をテーマにした展示「5億年前の記憶~三葉虫の魅力~」が開催されます。どなたでも無料で見ることができる期間限定の展示です。是非、足を運んでいただければ幸いです。ここでは、開催まで残りわずかに迫った展示について、見どころを紹介していきます。 三葉虫 は、古生代のカンブリア紀からペルム紀(約5億年前~約2億5千万年前)まで海にいた節足動物の仲間です。硬い殻をもつことから化石になりやすく、様々な形のものが保存されているため“化石の王様”とも呼ばれます。 三葉虫 化石と拡大レプリカの展示 本展では、本物の化石とそれぞれの拡大レプリカを一緒に設置する予定です。レプリカは40cmサイズの巨大Phacops( 三葉虫 の仲間)を2点、20cmサイズの拡大レプリカを6点製作しています。今回の目玉は巨大Phacopsで、伸びている状態と丸くなっている姿勢の2点です。元になった標本は別々のものですが、レプリカのサイズを合わせることで、まるで同じ個体が丸くなった様子を再現しています。これは、 三葉虫 の姿勢を見比べていただくためのこだわりポイントです。是非、間近で 三葉虫 が丸まる姿を想像しながらご覧ください。 製作途中の巨大 三葉虫 (右下が元の化石) 丸くなった 三葉虫 三葉虫 を語るうえで欠かせないのは、多様な”形”があることです。今回は6種類の化石を用意しました。レプリカのサイズを拡大したので、 三葉虫 の“形の違い”に注目してご覧ください。比べてみると、とげとげ、つるつる、平面的、立体的、変な頭!などそれぞれの特徴が見えてきます。ぜひ、自分好みの 三葉虫 を見つけてください。 変な頭 三葉虫 立体的 三葉虫 つるつる 三葉虫 とげとげ 三葉虫 本展示では、超貴重な「軟体部」まで保存された本物の化石も展示します!5億年前の“生々しい”動物の触角や脚を観察してください。 超貴重な 三葉虫 脚の拡大図 触覚の拡大図
島根県へ 外来生物 の模型を納品!(島根県立三瓶自然館サヒメル) 外来生物 が勢ぞろい! 島根県に生息する 外来生物 の模型6点を島根県立三瓶自然館サヒメルに納品しました。内訳はブルーギル、ブラックバス、カムルチー、カダヤシ、クサガメ、アメリカザリガニを喰らうウシガエル、です。 淡水に潜む 外来生物 たち ブルーギル 25cm ブラックバス 50cm ブルーギル( Lepomis macrochirus )は赤みを帯びながらギラギラとした青い色合いを再現。近所の池で小さいサイズのブルーギルを見かけたことがありますが、この縞模様は小さいブルーギルにも見られます。 外来生物 の中でも存在感が強いブラックバス( Micropterus salmoides )。緑褐色の体に黒い縦帯が入っています。 カムルチー 70cm カダヤシ 30cm カムルチー( Channa argus )は全体的に深緑色のトーンで、暗めの模様をハッキリと際立たせました。 カダヤシ( Gambusia affinis )は内側のエラや内臓の赤みが透けて見えている様子を再現。こちらの模型の側面部分に黒い模様がありますが、子どもを産むカダヤシのメスに見られる特徴です。 クサガメの痛そうな爪 クサガメ 甲長30cm 食い込んだら痛そうな爪を持つクサガメ( Mauremys reevesii )。成熟したメスの顔と首に見られる独特な黄色い模様を描きました。 アメリカザリガニを飲み込むウシガエル ウシガエルとアメリカザリガニ 最大長60cm 横から見た様子 両手で抱えるほどのサイズのウシガエル( Lithobates catesbeianus )。赤々としたアメリカザリガニ( Procambarus clarkii )は伊勢海老程度のサイズ感。ウシガエルの瞳は黄金色の点々を散りばめて何層も重ねて輝きを出しています。アメリカザリガニの下半身はもうすでにウシガエルの体の中に…。ウシガエルもザリガニも獲って食べたことがありますが、ここまで大きいサイズが現実にいたら、食べごたえがありそうですね! 標本では表現できない色の鮮やかさを精一杯再現しました。特に”瞳”には私の魂を込めました!島根県立三瓶自然館サヒメルにお越しの際は大きさを体感してみてくださいね! 執筆:坂本 島根県立三瓶自然館サヒメル春の企画展「あなたのとなりのエイリアン−島根の外来生物たち−」開催日 2022年3月19 – 5月29日料金 大人600円、小中高生200円、幼児無料申込み・問合せ 0854-86-0500(島根県立三瓶自然館サヒメル)https://www.nature-sanbe.jp/sahimel/event/3637
ニホンオオカミ 大淀町の頭骨とレプリカのご紹介 ニホンオオカミ の頭骨レプリカを作るため、大淀町のニホンオオカミの頭骨を3Dスキャナーを使ってデータ構築しました。 ニホンオオカミのデータ取得の様子はこちらから レプリカが買えます! 製作の様子はこちらをクリック アンフィ合同会社では、大淀町のニホンオオカミ頭骨レプリカを購入することができます!!作製に関する詳細は下記URLよりご確認いただけます。 大淀町 ニホンオオカミ の原寸大頭骨レプリカを作製しました! 販売ラインナップについて 大淀町の ニホンオオカミ 頭骨 原寸大レプリカhttps://amphillc.thebase.in/items/56881211 大淀町の ニホンオオカミ 頭骨縮小レプリカ リング付きhttps://amphillc.thebase.in/items/56521416 大淀町の ニホンオオカミ 復元頭骨縮小模型 リング付きhttps://amphillc.thebase.in/items/56559543 大淀町の ニホンオオカミ を復元!? 大淀町の ニホンオオカミ 頭骨3Dデータから復元した原寸大の頭骨模型も販売中です!
日本昆虫学会 「昆蟲(ニューシリーズ)」へ広告掲載をしました! 日本昆虫学会 へ広告掲載をしました! 「昆蟲(ニューシリーズ)」へ広告を掲載しました!2021年12月 第24巻4号の131ページをご覧ください! レプリカ・模型作製はアンフィ合同会社まで! アンフィ合同会社では自然物をはじめ、様々なレプリカ・模型を作製しています!博物館や水族館などの施設様からは勿論、個人様からのオリジナルのご依頼もお待ちしております。 当社のお問い合わせよりご連絡いただくか、平日の9~17時であればお電話(0734-88-6996)でもご相談いただけます。どうぞお気軽にご活用くださいませ。https://amphillc.com/contact
アンフィが提供する移動型体験イベント 「 コバンザメ 」 移動型体験イベント 2021年12月12日、海南市許可のもと移動型体験イベント「コバンザメ」を開催しました。場所は温山荘公園内で、和歌山県立自然博物館のクジラの標本から見える位置に設置しました。 イベント内容は、一回500円で本物のサメの歯化石が2つ以上ゲットでき、発掘後は標本や拡大模型を基にどんな種のサメと考えられるかや、サメの歯にどんな機能があるかを一緒に考えました。 イベント風景斜めから 学会誌や拡大模型 拡大模型 説明用のサメの拡大模型 説明風景 撤収完了後 アンフィ合同会社では、今後も所持する標本や模型を有効活用したイベントを開催することで、多くの人が楽しみながら生き物により興味を持つきっかけになって欲しいと考えています。
池庄漆器店 さまで商品を販売中! 池庄漆器店 さまで販売中! 漆器の町、和歌山県海南市の黒江にございます 池庄漆器店 さまにて販売していただいております。このページはそのご紹介をしているページです。 紀州漆器を中心に様々な伝統工芸品を品揃え、特に印伝は関西一の品揃えを誇る大変立派な店内です。 ニホンジカの全身骨格模型を販売中 ニホンジカの全身骨格模型や、イノシシ、イノブタのキーホルダーも置いていただいております。是非、現物をご確認したい方は 池庄漆器店 さまへ遊びに行くのはいかがでしょうか。池庄漆器店 さまの詳細は下記URLよりご確認いただけます。http://www.ikeshoo.jp
黒江るるる に参加します! 黒江るるる で体験講座! 黒江るるる にアンフィ合同会社が参加いたします。場所は海南市黒江周辺で、他のブースなどの情報は下記画像をご覧くださいませ。 黒江るるる チラシ 黒江るるる 色塗りイベントで使用する模型 左から「サーベルタイガー」「モササウルス」「ティラノサウルス」「ニホンオオカミ」の模型です。これらを着色して自分だけのオリジナル模型を作製できます。 キーホルダーに早変わり 色塗り体験講座やサメの歯化石の発掘だけでなく、3Dスキャナーやレーザー刻印機など最新の機械も用意いたします。 また、時間が決まっている体験講座(要予約)以外に、物販ブースもございますので当日は是非お気軽にお立ち寄りくださいませ。 下記URLよりご予約いただけます。地域密着体験型イベント 黒江るるる vol.2 in和歌山 – パスマーケット (yahoo.co.jp)