アンフィが運営する「きみの自然体験館」の紹介

きみの自然体験館

体験館の周りで見られる野鳥(2024年10月~11月)

「きみの自然体験館」では、模型や標本を使った展示、体験イベント、販売をおこなっています。現在は博物館類似施設として和歌山ミュージアムコレクションに掲載されています。

開館時間:10時~16時(入場無料)

休館日:月曜(祝日の場合は翌日が休み)

住所:和歌山県海草郡紀美野町神野市場78

電話:0734-88-5513(開館時間のみ)

メール:amphi09LLC@gmail.com

体験イベント

オリジナルで製作した模型に色を塗る体験イベントや周辺の生き物を観察するイベントなど、定期的に開催しております。

模型に色をつけよう

この度はきみの自然体験館公式サイトをご覧いただきありがとうございます。
当館ではアンフィ合同会社で製作した模型に着色ができる体験イベントを実施しています。

【生き物の模型】
下記の中からお好きな種類の模型を選んでいただき、体験ご希望日の1週間前までに当館へご連絡ください。模型を準備してお待ちいたします!参加費は一体につき1,500円です。

※団体で体験をご検討中のお客さまへ
当イベントは学校などの団体様向けの教育事業としても開催しています。ご希望があれば価格や大きさの調整が可能ですので、お気軽にお問い合わせください。

色塗り模型

【生石高原のジオラマ模型】

ドローンで撮影した生石高原を3Dモデル化し、3Dプリンターを使って製作した模型です。
アクリル絵の具を使って好きな色に着色してみてください!
模型は写真たてとしても使用できますので、生石高原の思い出を飾れます。

〈日時〉  毎月第二土曜日

〈時間〉  10:00~15:00

〈参加方法〉事前予約は不要です。きみの自然体験館でスタッフにお声がけください。

〈参加費〉 1,000円

生石高原ジオラマ色塗り体験

[PDF] 生石高原のジオラマ

ビオトープを調べてみよう!

きみの自然体験館では月に一度、ビオトープでの生き物調査と環境整備を行います。
※事前予約は不要です

〈日時〉
2024年11月16日
10~12時

〈持ち物〉
・汚れてもよい服装でお越しください
・長靴
・飲み物
・タオル
・網やプラケースなどの観察道具(お持ちの方)
・軍手(お持ちの方)

〈参加費〉
一人につき500円(保険代など)

〈雨天の場合〉
アンフィ合同会社のInstagramで最新情報を発信します。

 

[PDF] ビオトープをつくろう

イベント、施設に関する最新情報はInstagramをご覧ください

展示紹介

紀美野町の生き物の展示部屋

紀美野町に生息する生き物を中心に剥製や骨格を展示しています。

ニホンカモシカの展示 詳細は画像をクリック

紀美野町内の動物を剥製や骨格標本を使って紹介しています。ツキノワグマやイノシシ、ニホンジカ、その他にもテンやノウサギなど、町内でよく見かける動物を並べています。

3Dプリンターを使って製作している様子を見学いただけます。様々な模型がどのように作成されているのかを見学いただけます。

販売紹介

アンフィ合同会社が製作した模型を直接販売しています。また、ガチャガチャもご利用いただけます。

フォーラム

2023年7月1日に日本両生類研究会主催の両生類自然史フォーラムを開催しました。約400名の参加者にお越し頂きました。また、キッチンカーやプペルバスも出店し、子供から大人まで楽しめる大会となりました。

アクセス

お車等でお越しください。施設前に無料駐車スペースがございます。

古代のヒゲクジラ ケトテリウム

ケトテリウム Cetotherium riabinini は先史時代のヒゲクジラ類で中新世中期から後期に繁栄したと考えられています。全長は4メートルほどで、コククジラに似た姿をしていたとされています。

https://twitter.com/CoastalPaleo/status/1497095300523212819?s=20&t=KzvXsX3joJSlnRVnQ7kfyg

この標本はウクライナ、キーウにあるウクライナ国立科学アカデミー国立自然史博物館アカデミアンV.A.トパチェフスキー古生物学博物館の展示室に所蔵されています。標本番号はNMNH-P 668/1です。

この素晴らしい3Dモデルが公開されたのは2021年6月。現在、関係者の皆さんや標本がどのようになっているかがとても心配されます。

上の画像をクリックすると公開元のスケッチファブに移行します

アンフィ合同会社ではこのケトテリウムの3Dデータを基に光造形式の3Dプリンターを使って全長250mmのレプリカを作成しました。素材はABSライクの樹脂です。針金と200mm×100mmの木製の台座をとりつけて完成させています。

サイズは250mm×89mm×62mm
BASE販売ショップ
ご購入をご希望のお客様は上の画像をクリックください

全身骨格 はHPからも確認できます

全身骨格 増えてます!

 以前の記事でも紹介したのですが、アンフィ合同会社の 全身骨格 レプリカや模型が続々増えています!!

全身骨格 レプリカ続々登場中

 当社HPの「商品カタログ」ページを開いていくと、「 全身骨格 レプリカ」のページがございます。今までに作製してきた 全身骨格 レプリカの画像がずらっと並んでおり、気になる写真をクリックすれば販売ページに飛ぶことが可能です。

 是非、一度ご覧くださいませ!

全身骨格 レプリカ続々登場中

全身骨格 レプリカを販売しています!

 アンフィ合同会社では、様々な模型やレプリカを作製しています。その中でも特に強く注目を浴びるのが 全身骨格 シリーズです。

 今回の記事では、最近作った 全身骨格 レプリカをいくつかご紹介いたします。

ブタ(バークシャー種) Sus scrofa domesticus

 皆さんご存じ、ブタの 全身骨格 です。当社で所持する骨の標本を3Dスキャンし、 本物の骨を一つひとつ3Dスキャンし、全108パーツの3DモデルをZBrushで交連させて完成させた本格的な全身骨格モデルです。出力には光造形式3Dプリンターを使っています。

 表面の着色は本物を参考に再現し、博物館での展示にも耐えられる本格的な模型を作製しました。

 当社の着色担当は、海外のトンガ王国に住んでいた経験があります。そこで撮影した写真をここで公開します!

 

購入希望の方は、画像をクリックするか下記URLよりご検討くださいませ。

https://amphillc.thebase.in/items/64239076

アオウミガメ Chelonia mydas

■クレジット
データ基:金沢大学理工学域地球社会基盤学類 准教授 ロバート・ジェンキンズ先生
使用した機材:人体用医療CT
先生の研究室HPは下記より。
https://www.geobiology.jp/

 本物の骨を人体用医療CTで3Dスキャンし、完成させた本格的な全身骨格モデルです。出力には光造形式3Dプリンターを使い、手根骨やフジツボなど細部まで再現しております。

 表面の着色は本物の骨を参考に再現し、博物館での展示にも耐えられる本格的なレプリカを作製しました。特に、身体に寄生するフジツボ類は骨と色味や質感を変えています。

スッポンモドキ(ブタバナガメ)

 本物の骨を一つひとつ3Dスキャンし、3DモデルをZBrushで交連させて完成させた本格的な全身骨格モデルです。出力には光造形式3Dプリンターを使い、歯や手根骨など細部まで再現しております。

 手前にいるのがアオウミガメ、奥にいるのがスッポンモドキの3Dデータです。アオウミガメも販売中です。
https://amphillc.thebase.in/items/64323874

 全体の骨らしい色味は、本物を参考に再現しています。

他にも 全身骨格 は続々と!

 日々、新たな 全身骨格 レプリカを作製するアンフィ合同会社をどうぞご期待ください。

https://amphillc.thebase.in/

ホッキョクグマ の骨と皮が表裏一体!?

全身 ホッキョクグマ の簡単解剖モデルが登場!

着色担当の坂本です。今回は ホッキョクグマ の皮の模型と骨格の模型を合体させた「簡単解剖モデルシリーズ」の着色について紹介します。

まず白色を下地として塗る

ホッキョクグマ1

バリ取りをして着色を始めた初期段階。まだ3Dプリンターの樹脂の青色が見えています。まずは骨の部分にだけエアブラシで白い色をのせ始めたところです。青い樹脂の色は見えないくらいまで色を重ねる必要があり、もし重ねが足りないと青白い ホッキョクグマ になってしまいます。また、いったん白でフラットにすることで、上から重ねる色の発色がよくなります。

ひたすら色を重ねていく

動物の骨はメインカラーは白ですが、よく見ると脂の黄色っぽい色や、関節部分がやや黒ずんでいたりします。そうした骨の色らしさを再現するために、脂の黄色みのような色て着色してから、白を重ねていきます。

ホッキョクグマ 黄色

骨側の部分

ホッキョクグマ 骨

歯や爪も塗り分け、骨が付いている肉側の部分は骨が引き立つような色で着色しています。肋骨の内側や、奥まった部分にエアブラシが入りづらく、肋骨と肋骨の隙間から差し込んでいます。エアーの強さも場所によって調整しています。

皮側の部分

ホッキョクグマ 皮

皮側の部分は、 ホッキョクグマ の表情を描くのが楽しいですね!やや鼻の頭が黒ずんでいるのもポイント。

下記URLより販売中!

https://amphillc.thebase.in/items/64137271

是非、お手に取ってお楽しみいただけますと幸いです。

ホッキョクグマ 「簡単解剖モデルシリーズ」頭部バージョンもあるよ!

原寸大サイズの ホッキョクグマ 頭部バージョンもぜひお楽しみください。

化石クリーニング はじめました

化石・地質担当の新垣です。最近の発掘で持ち帰った化石を見ていると「埋まっている部分もきれいに出したい!」という気持ちが高まり、化石クリーニングをはじめました。本記事は、化石クリーニングについて紹介します。

・なぜクリーニングをするのか

 化石をクリーニングする理由は、標本としての価値を高めるためです。実際に化石のクリーニング前後で比較するとその効果がよくわかります。(撮影は3D担当の佐々木氏)

クリーニング前
クリーニング後

時代:新第三紀中新世レモンザメ属の歯化石 6mm程度 三重県津市美里

クリーニング前
クリーニング後

時代:新第三紀中新世メジロザメ属の歯化石 8mm程度 三重県津市美里町で採集

上段の歯は1/3程度埋まっていたものが先端まで出せて全体像が分かるようになりました。下段左は歯の半分以上を出すことができ、隠れていた側にも鋸歯が並んでいました。現場で見つけた化石は、同定形質や見たい部分が埋まっていることがほとんどで、帰宅後にクリーニングして形態情報を引き出すことが重要になります。面白い化石の報告ができるように発掘も頑張ります。

・商品にクリーニング技術を活かす

 ほとんどの化石標本は発掘後にクリーニングされています。クリーニング後の感じを再現するため、レプリカを「削った」商品もあります。是非「化石らしさ」がました製品も見に来てください。

左:コルヌプロエタスの拡大レプリカ、右:本物の化石 白い線は実際に削った跡。
セイムリア ベイロレンシスの産状レプリカ
始祖鳥レプリカ

タヌキ 骨格と剥製

タヌキ の剥製をデータスキャン!?

 3D担当の佐々木です。スケッチファブで公開をしているタヌキの頭骨に肉付けをしてみました。頭骨が顔のどこに収まっているかを可視化すると骨の部位の機能が想像できますね。さらに筋肉を付着させると分かりやすそうです。

 今回のデータは造形ではなく、完成度の高い剥製を3Dスキャンして、Zbrush内で結合させました。剥製のデータの取得は3DスキャナーのREVOPOINT POP2を、頭骨はMetashapeによるフォトグラメトリを使用しました。今後はツキノワグマやキツネを増やし日本産哺乳類の商品を充実化させていきます。

タヌキ
斜め上から
タヌキ
上から
正面から
動画

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大迫力! カバの頭骨 レプリカを作製!!

カバの頭骨 こんな形!

 個人様からご依頼をいただき、 カバの頭骨 レプリカを作製しました!

 そのサイズなんと約60㎝!!!と聞くと、意外と大きくないと感じませんでしたか…?あまり長く語らず、まずは画像を見ていただきましょう…。

カバの頭骨
大きく顎を開く様子
女性一人でも持てます
カバの頭骨
改めてみても大きい頭骨
カバの頭骨 ソロ写真
上顎と下顎がわかれます
下顎 こだわりの着色
カバの頭骨
上顎 こだわりの着色
カバの頭骨
特に牙にこだわっています

 いかがでしたか…?このサイズの頭骨を持つ生き物がいるなんて少し驚きませんか?

 カバの頭骨 標本はそう簡単には手に入りません。一方で、レプリカであれば誰でもお部屋に置く事ができます。加えて、画像からもわかるように女性一人でも簡単に持ち上げ顎を開く事もできます。重たい骨の標本では難しいのではないでしょうか。

 アンフィ合同会社では今後も様々な模型やレプリカを作製していきます。どうぞご期待ください!!

SNSでも大好評!!