古代のヒゲクジラ ケトテリウム ケトテリウム Cetotherium riabinini は先史時代のヒゲクジラ類で中新世中期から後期に繁栄したと考えられています。全長は4メートルほどで、コククジラに似た姿をしていたとされています。 https://twitter.com/CoastalPaleo/status/1497095300523212819?s=20&t=KzvXsX3joJSlnRVnQ7kfyg この標本はウクライナ、キーウにあるウクライナ国立科学アカデミー国立自然史博物館アカデミアンV.A.トパチェフスキー古生物学博物館の展示室に所蔵されています。標本番号はNMNH-P 668/1です。この素晴らしい3Dモデルが公開されたのは2021年6月。現在、関係者の皆さんや標本がどのようになっているかがとても心配されます。 上の画像をクリックすると公開元のスケッチファブに移行します アンフィ合同会社ではこのケトテリウムの3Dデータを基に光造形式の3Dプリンターを使って全長250mmのレプリカを作成しました。素材はABSライクの樹脂です。針金と200mm×100mmの木製の台座をとりつけて完成させています。 サイズは250mm×89mm×62mm ご購入をご希望のお客様は上の画像をクリックください
”巨大鳥”モアの仲間の最小種 リトルブッシュモア ! 絶滅した鳥! リトルブッシュモア リトルブッシュモア の全身骨格を紹介します! リトルブッシュモア(Anomalopteryx didiformis)は、ニュージーランドの絶滅した鳥です。ニュージーランドにはかつて数種類のモアが生息していましたが、いずれも飛べない鳥でした。リトルブッシュモアはモアの中で最も小型の種だったと考えられています。 この3Dデータはスケッチファブに公開されており、URLは以下になります。https://sketchfab.com/models/49f1314d128e471585eaf15541c44681# 材質はSIRAYA TechのABSライクレジンを使用し、光造形式の3Dプリンターで出力しています。模型には台座と針金を取り付け、膨潤(梅雨時期などの高湿度が樹脂に与える影響)による変形を防ぐ工夫を施しました。 リトルブッシュモア の模型のご購入は上の画像をクリック お部屋に飾って博物館を作りませんか!? つづいてはクマタカを紹介します!
咆哮する ティラノサウルス ティラノサウルス が叫ぶ! 頭部はスタンを参考に、身体はスケッチファブで公開されている https://skfb.ly/6yIHS を参考に全身骨格の模型を作成ました。3Dデータはすべての骨を分離させて構築しているため、好きな体制に変えることができます。前回はブラックビューティーの体制で時計に取り付けましたが、今回は口を開き、威嚇するような体制にして完成させました。 3Dで作成した ティラノサウルス の骨格に支柱を取り付け自立するように編集したあと、3Dプリンターで出力しました。そして、完成た ティラノサウルス が下の画像です! 材質はSIRAYA TechのABSライクレジンを使用し、光造形式の3Dプリンターで出力しています。完成品には台座と針金を取り付け、膨潤(梅雨時期などの高湿度が樹脂に与える影響)による変形を防ぐ工夫を施しました。 ティラノサウルス 模型のご購入は上の画像をクリック お部屋に飾って博物館を作りませんか!?
エゾサンショウウオ と キタサンショウウオ のレプリカを作製しました! エゾと キタサンショウウオ !! 北海道のNPO法人『環境把握推進ネットワーク-PEG』からご依頼をいただき、 エゾサンショウウオ と キタサンショウウオ のレプリカを作製しました。 本物のサンショウウオを3Dスキャンしてデータを構築し、その後3Dプリンターで出力をしました。 データ構築の様子 エゾサンショウウオ 3Dデータ キタサンショウウオ 3Dデータ エゾサンショウウオ の生体を観察しながら着色を施しました。 キタサンショウウオ の生体を観察しながら着色を施しました。エゾと比べ、動きがアグレッシブで少し手こずりましたが、リアルに完成して安心しました。 3Dスキャンやレプリカ作製! アンフィ合同会社では、3Dスキャンやレプリカの作製依頼をお待ちしております。これって作れるの?という物でも気軽にお声かけいただけますと幸いです。 お問い合わせはお電話(0734-88-6996)か下記URLをご参照くださいませ!https://amphillc.com/contact
国営アルプスあづみの公園 でも色塗りイベントが開催されました! アンフィの模型が全国で! 国営アルプスあづみの公園 にて、アンフィ合同会社の作製した模型に色を塗るイベントが開催されました! カブトムシの模型には、「生き物の種名」「公園の名前」をデザインしました。イベント当日は林の中で実施し、その後色塗り体験をしたそうです。参加者の笑顔から凄く楽しそうなイベントである事が伝わり、なんだかこちらも嬉しくなってしまいました。※写真は撮影者と参加者の許可を得て掲載しています。 本物のカブトムシと一緒に撮影 カブトムシ模型のアップ画像 里山いきもの教室 アンフィ合同会社ではイベントにあわせた模型や、お部屋に飾って楽しめるレプリカを作製してまいります。今後ともどうぞご期待くださいませ。
全身骨格 はHPからも確認できます 全身骨格 増えてます! 以前の記事でも紹介したのですが、アンフィ合同会社の 全身骨格 レプリカや模型が続々増えています!!全身骨格 レプリカ続々登場中 当社HPの「商品カタログ」ページを開いていくと、「 全身骨格 レプリカ」のページがございます。今までに作製してきた 全身骨格 レプリカの画像がずらっと並んでおり、気になる写真をクリックすれば販売ページに飛ぶことが可能です。 是非、一度ご覧くださいませ! 全身骨格レプリカ
全身骨格 レプリカ続々登場中 全身骨格 レプリカを販売しています! アンフィ合同会社では、様々な模型やレプリカを作製しています。その中でも特に強く注目を浴びるのが 全身骨格 シリーズです。 今回の記事では、最近作った 全身骨格 レプリカをいくつかご紹介いたします。 ブタ(バークシャー種) Sus scrofa domesticus 皆さんご存じ、ブタの 全身骨格 です。当社で所持する骨の標本を3Dスキャンし、 本物の骨を一つひとつ3Dスキャンし、全108パーツの3DモデルをZBrushで交連させて完成させた本格的な全身骨格モデルです。出力には光造形式3Dプリンターを使っています。 表面の着色は本物を参考に再現し、博物館での展示にも耐えられる本格的な模型を作製しました。 当社の着色担当は、海外のトンガ王国に住んでいた経験があります。そこで撮影した写真をここで公開します! 購入希望の方は、画像をクリックするか下記URLよりご検討くださいませ。https://amphillc.thebase.in/items/64239076 アオウミガメ Chelonia mydas ■クレジットデータ基:金沢大学理工学域地球社会基盤学類 准教授 ロバート・ジェンキンズ先生使用した機材:人体用医療CT先生の研究室HPは下記より。https://www.geobiology.jp/ 本物の骨を人体用医療CTで3Dスキャンし、完成させた本格的な全身骨格モデルです。出力には光造形式3Dプリンターを使い、手根骨やフジツボなど細部まで再現しております。 表面の着色は本物の骨を参考に再現し、博物館での展示にも耐えられる本格的なレプリカを作製しました。特に、身体に寄生するフジツボ類は骨と色味や質感を変えています。 スッポンモドキ(ブタバナガメ) 本物の骨を一つひとつ3Dスキャンし、3DモデルをZBrushで交連させて完成させた本格的な全身骨格モデルです。出力には光造形式3Dプリンターを使い、歯や手根骨など細部まで再現しております。 手前にいるのがアオウミガメ、奥にいるのがスッポンモドキの3Dデータです。アオウミガメも販売中です。https://amphillc.thebase.in/items/64323874 全体の骨らしい色味は、本物を参考に再現しています。 他にも 全身骨格 は続々と! 日々、新たな 全身骨格 レプリカを作製するアンフィ合同会社をどうぞご期待ください。https://amphillc.thebase.in/
ホッキョクグマ の骨と皮が表裏一体!? 全身 ホッキョクグマ の簡単解剖モデルが登場! 着色担当の坂本です。今回は ホッキョクグマ の皮の模型と骨格の模型を合体させた「簡単解剖モデルシリーズ」の着色について紹介します。 まず白色を下地として塗る バリ取りをして着色を始めた初期段階。まだ3Dプリンターの樹脂の青色が見えています。まずは骨の部分にだけエアブラシで白い色をのせ始めたところです。青い樹脂の色は見えないくらいまで色を重ねる必要があり、もし重ねが足りないと青白い ホッキョクグマ になってしまいます。また、いったん白でフラットにすることで、上から重ねる色の発色がよくなります。 ひたすら色を重ねていく 動物の骨はメインカラーは白ですが、よく見ると脂の黄色っぽい色や、関節部分がやや黒ずんでいたりします。そうした骨の色らしさを再現するために、脂の黄色みのような色て着色してから、白を重ねていきます。 骨側の部分 歯や爪も塗り分け、骨が付いている肉側の部分は骨が引き立つような色で着色しています。肋骨の内側や、奥まった部分にエアブラシが入りづらく、肋骨と肋骨の隙間から差し込んでいます。エアーの強さも場所によって調整しています。 皮側の部分 皮側の部分は、 ホッキョクグマ の表情を描くのが楽しいですね!やや鼻の頭が黒ずんでいるのもポイント。 下記URLより販売中!https://amphillc.thebase.in/items/64137271是非、お手に取ってお楽しみいただけますと幸いです。 ホッキョクグマ 「簡単解剖モデルシリーズ」頭部バージョンもあるよ! ホッキョクグマ 「簡単解剖モデルシリーズ」 原寸大サイズの ホッキョクグマ 頭部バージョンもぜひお楽しみください。
化石クリーニング はじめました 化石・地質担当の新垣です。最近の発掘で持ち帰った化石を見ていると「埋まっている部分もきれいに出したい!」という気持ちが高まり、化石クリーニングをはじめました。本記事は、化石クリーニングについて紹介します。 ・なぜクリーニングをするのか 化石をクリーニングする理由は、標本としての価値を高めるためです。実際に化石のクリーニング前後で比較するとその効果がよくわかります。(撮影は3D担当の佐々木氏) クリーニング前 クリーニング後 時代:新第三紀中新世レモンザメ属の歯化石 6mm程度 三重県津市美里 クリーニング前 クリーニング後 時代:新第三紀中新世メジロザメ属の歯化石 8mm程度 三重県津市美里町で採集 上段の歯は1/3程度埋まっていたものが先端まで出せて全体像が分かるようになりました。下段左は歯の半分以上を出すことができ、隠れていた側にも鋸歯が並んでいました。現場で見つけた化石は、同定形質や見たい部分が埋まっていることがほとんどで、帰宅後にクリーニングして形態情報を引き出すことが重要になります。面白い化石の報告ができるように発掘も頑張ります。 ・商品にクリーニング技術を活かす ほとんどの化石標本は発掘後にクリーニングされています。クリーニング後の感じを再現するため、レプリカを「削った」商品もあります。是非「化石らしさ」がました製品も見に来てください。 左:コルヌプロエタスの拡大レプリカ、右:本物の化石 白い線は実際に削った跡。 セイムリア ベイロレンシスの産状レプリカ 始祖鳥レプリカ
タヌキ 骨格と剥製 タヌキ の剥製をデータスキャン!? 3D担当の佐々木です。スケッチファブで公開をしているタヌキの頭骨に肉付けをしてみました。頭骨が顔のどこに収まっているかを可視化すると骨の部位の機能が想像できますね。さらに筋肉を付着させると分かりやすそうです。 今回のデータは造形ではなく、完成度の高い剥製を3Dスキャンして、Zbrush内で結合させました。剥製のデータの取得は3DスキャナーのREVOPOINT POP2を、頭骨はMetashapeによるフォトグラメトリを使用しました。今後はツキノワグマやキツネを増やし日本産哺乳類の商品を充実化させていきます。 斜め上から 上から 正面から 動画 日本のいきもの 専門ECサイト クリックで飛びます