NHK「サイエンスZERO」へ ティラノサウルス 類の模型を納品しました!

 NHK盛岡様から依頼をいただき、白亜紀の恐竜の復元模型を作成しました。模型は5月9日にNHKのEテレにて放送予定です。また、再放送の情報も含め、番組内容につきましては下記のURLをご確認くださいませ。

https://www.nhk.or.jp/morioka/pickup/

 下記のURLで番組の詳細について掲載されています。

https://www.nhk.jp/p/zero/ts/XK5VKV7V98/

NHK盛岡放送局のTwitterで、模型を活用した動画をアップロードしています。

 今回、作成した模型は、久慈市で発見された ティラノサウルス 類の復元模型です。国内の白亜紀後期では初の確実な ティラノサウルス 類とのことです。詳細については、下記URLからご確認いただけます。

http://www.kuji.co.jp/blog/44002700417

製作工程

 今回、一枚の復元画をベースに一カ月半ほどで作成しました。工程としては、下記のとおりです。

①3Dデータの作成

②3Dプリンターによる出力

③着色

④羽毛の植え込み

3Dデータは、復元画や化石のレプリカなどを参考にモデリングしました。デジタルデータでのやり取りの為、完成イメージの共有がしやすく、お互い納得できる模型になりました。

 3Dプリンターでの出力後、復元画を参考に着色し、本物の鳥の羽を一枚ずつ手作業で張り付けて完成させました。

 

ティラノサウルス

 ティラノサウルス 類の3Dデータです。ポージングはこの後、復元画に合わせて調整しました。

ティラノサウルス

 歯の本数や形状が ティラノサウルス 類では非常に重要なため、特に細部まで精密に再現しました。

ティラノサウルス 類自立を確認

3Dプリンターで出力した直後の模型の様子です。「模型が自立すること」が依頼者からの条件の一つでした。画像からわかるように支えがなくても問題なく自立しています。

ティラノサウルス 類

 着色や羽を貼る際には、今回の模型用に調整した固定器具を用いました。模型の首と尾を固定して安定させ、作業を行いました。また、部屋の照明などによって色味が異なって見えるため、時には日差しなどに当てて確認しながら慎重に作成しました。

完成した模型

 アンフィ合同会社では一枚のイラストからでも立体物を作成可能です。また、データ上で立体物を作成してから3Dプリンターで出力するため、修正点があった際はすぐに対応可能です。

 是非、放送で模型が活用される様子をご覧ください。