NHK盛岡様から依頼をいただき、白亜紀の恐竜の復元模型を作成しました。模型は5月9日にNHKのEテレにて放送予定です。また、再放送の情報も含め、番組内容につきましては下記のURLをご確認くださいませ。
https://www.nhk.or.jp/morioka/pickup/
下記のURLで番組の詳細について掲載されています。
https://www.nhk.jp/p/zero/ts/XK5VKV7V98/
NHK盛岡放送局のTwitterで、模型を活用した動画をアップロードしています。
3年前に久慈で高校生が発見したティラノサウルスの仲間の歯の化石。#サイエンスZERO で立体復元模型を制作しました。
— NHK盛岡放送局 (@nhk_morioka) May 4, 2021
久慈のティラノサウルスの姿とは?
5/9(日)夜11:30 [Eテレ]https://t.co/OxrPlwl224 pic.twitter.com/V8yfsjzCmH
今回、作成した模型は、久慈市で発見された ティラノサウルス 類の復元模型です。国内の白亜紀後期では初の確実な ティラノサウルス 類とのことです。詳細については、下記URLからご確認いただけます。
今回、一枚の復元画をベースに一カ月半ほどで作成しました。工程としては、下記のとおりです。
①3Dデータの作成
②3Dプリンターによる出力
③着色
④羽毛の植え込み
3Dデータは、復元画や化石のレプリカなどを参考にモデリングしました。デジタルデータでのやり取りの為、完成イメージの共有がしやすく、お互い納得できる模型になりました。
3Dプリンターでの出力後、復元画を参考に着色し、本物の鳥の羽を一枚ずつ手作業で張り付けて完成させました。
ティラノサウルス 類の3Dデータです。ポージングはこの後、復元画に合わせて調整しました。
歯の本数や形状が ティラノサウルス 類では非常に重要なため、特に細部まで精密に再現しました。
3Dプリンターで出力した直後の模型の様子です。「模型が自立すること」が依頼者からの条件の一つでした。画像からわかるように支えがなくても問題なく自立しています。
着色や羽を貼る際には、今回の模型用に調整した固定器具を用いました。模型の首と尾を固定して安定させ、作業を行いました。また、部屋の照明などによって色味が異なって見えるため、時には日差しなどに当てて確認しながら慎重に作成しました。
アンフィ合同会社では一枚のイラストからでも立体物を作成可能です。また、データ上で立体物を作成してから3Dプリンターで出力するため、修正点があった際はすぐに対応可能です。
是非、放送で模型が活用される様子をご覧ください。