アンフィが提供する移動型体験イベント 「 コバンザメ 」

移動型体験イベント

 2021年12月12日、海南市許可のもと移動型体験イベント「コバンザメ」を開催しました。場所は温山荘公園内で、和歌山県立自然博物館のクジラの標本から見える位置に設置しました。

 イベント内容は、一回500円で本物のサメの歯化石が2つ以上ゲットでき、発掘後は標本や拡大模型を基にどんな種のサメと考えられるかや、サメの歯にどんな機能があるかを一緒に考えました。

コバンザメ
イベント風景斜めから
学会誌や拡大模型
拡大模型
説明用のサメの拡大模型
説明風景
撤収完了後

 アンフィ合同会社では、今後も所持する標本や模型を有効活用したイベントを開催することで、多くの人が楽しみながら生き物により興味を持つきっかけになって欲しいと考えています。

本物の ニホンオオカミ

 私たちアンフィ合同会社は2021年冬、一泊二日で奈良県の ニホンオオカミ に関わる資料及び標本の見学とそれらの3Dデータ化を目的に旅をしてきました。そこで今回の成果を写真や3Dデータと共にご紹介をします。

 緑の文章は、江田の感想です。

ニホンオオカミ の像

 11月31日奈良県東吉野村鷲谷口で ニホンオオカミ の像を見学しました。 ニホンオオカミ 最後の地として知られる東吉野村は1905年東亜動物学探検隊員米人マルコム・アンダーソンが買い入れた個体が最後とされています。ここではかつて台高の山野を咆哮した ニホンオオカミ の雄姿を残し、自然愛護のシンボルとしたいとの強い思いから、奈良教育大学の久保田忠和教授の手により等身大のブロンズ像が建てられています。

ニホンオオカミ
ニホンオオカミ の像表示板
ニホンオオカミ
ニホンオオカミ の像解説
ニホンオオカミ
ニホンオオカミ についての石碑
ニホンオオカミ
ニホンオオカミ の像
ニホンオオカミ
ニホンオオカミ
山並みと ニホンオオカミ の像
ニホンオオカミ
ニホンオオカミ の像 お尻

 朝8時に会社を出てから、車に揺られること約4時間半…。朝が苦手な自分は車で爆睡かと思っていたが、そんなことは無く遊園地に向かう子どものようなテンションだった。まだまだ少年の心を持てているのかなと思う。

 長い道のりながら、伝統的な土地に赴く若干の緊張感や、「いつ道で ニホンオオカミ が出てくるかわからないよ!?笑」なんて話しながら、やっと着いた ニホンオオカミ の像。ガードレールが目立つ、画像【 ニホンオオカミ の像表示板】からもわかるように、突然、道にこの像があるのだ。そんな緊張と緩和も魅力の一つなのか?と考えた。

作製した ニホンオオカミ の頭骨模型

ニホンオオカミ
ニホンオオカミ の頭骨模型を着色する様子

ニホンオオカミ の像と頭骨模型

 今回私たちはロンドン自然史博物館が公開する画像を基に頭骨模型を作製したので、それを持っていき、ブロンズ像と比較しました。大きさはほぼ一致し、正確に像が作られたことが見て取れます。

ニホンオオカミ
ニホンオオカミ の像と頭骨模型
ニホンオオカミ
ニホンオオカミ の像と頭骨模型
ニホンオオカミ
ニホンオオカミ の像と頭骨模型
ニホンオオカミ
ニホンオオカミ の像と頭骨模型
ニホンオオカミ
ニホンオオカミ の像と頭骨模型
ニホンオオカミ
ニホンオオカミ の像、色合わせ
ニホンオオカミ
ニホンオオカミ の像と頭骨模型

 ここには掲載していないが、フォトグラメトリ用にも像を撮影をした。これで時間に制限されることなく好きな角度から見ることができるようになる。改めて3Dデータの魅力を感じた。

 様々な角度から観察すると、また別の表情が垣間見えて良い。普段、3Dプリンターでの毛並みの表現に悩んでいるが、ある種の答えは意外とこういったブロンズ像の中にあるのかもしれないと思った。

ブロンズ像の3Dデータ

ニホンオオカミ
フォトグラメトリで構築した様子
ニホンオオカミ
完成した ニホンオオカミ の像3Dデータ

森と水の源流館

森と水の源流館
森と水の源流館

 ニホンオオカミ の像と同じく奈良県に所在する「森と水の源流館」にも立ち寄りました。10メートルをこえる巨木のそばで見るパノラマ映像は迫力がありました。

 施設の詳細は下記URLよりご確認いただけます。

http://www.genryuu.or.jp

コテージで一泊

ニホンオオカミ
コテージ
ニホンオオカミ
ホットワインを温めている
ニホンオオカミ
「少なめ」といったのに…

 初日を予定通り終え、宿泊するコテージへと向かった。「道にオオカミが出るかも!」なんて冗談が、像を観てからあり得ない話じゃないかもなと感じた。道路からすぐに設置してあった ニホンオオカミ の像には確かに不思議な魅力があった。

 外はすっかり寒く、温かい部屋でぬくぬくと食べる鍋は美味しかった。ビールを片手に今日の感想を語った。

大淀町の ニホンオオカミ とご対面

 12月1日奈良県大淀町文化会館へ伺い、町教育委員会が管理する ニホンオオカミ の頭蓋骨を拝見させて頂きました。標本は故岸田日出男さんが戦前に譲り受けたもので、2019年に大淀町へ寄贈されました。来歴は日出男さんによって残されており、上北山村天ケ瀬の民家の小便を飲みに来た病オオカミを撲殺した物とのことでした。本標本の同定は1990年に京都大学理学部動物学教室の田隅本夫助教授(当時)が前額部の段差がほとんどなく、口蓋後縁部がへこみ、側下部神経孔が四個あるなどの形態的特徴から ニホンオオカミ であると同定され、2019年には岐阜大学の石黒直隆名誉教授によってDNA分析からも本標本がニホンオオカミであることが証明されました。標本を管理されている教育委員会の松田度主任技師は頭蓋骨標本を多くの人に見てもらうことで、 ニホンオオカミ への関心を高めてもらい、それをきっかけとして新たな情報を集めることができれば、記録の乏しい本種の理解に繋がっていくのではないかと話されていました。今回許可を頂き本標本の撮影及びスキャンをさせて頂き、そこからデータを構築しました。この3Dデータの利用に許可していただいた大淀町に感謝申し上げます。

大淀町文化会館
大淀町文化会館
ニホンオオカミ
ニホンオオカミ データ
ニホンオオカミ
ニホンオオカミ データ裏
ニホンオオカミ
ニホンオオカミ の標本が保存されている木箱
ニホンオオカミ 資料
ニホンオオカミ
ニホンオオカミ
ニホンオオカミ
ニホンオオカミ
ニホンオオカミの標本 左側面
ニホンオオカミ
ニホンオオカミの標本 右側面
ニホンオオカミ
ニホンオオカミ
ストロボを焚いた撮影
ニホンオオカミ
ストロボを焚いた撮影
ニホンオオカミ
ニホンオオカミ
ニホンオオカミ
ニホンオオカミ
ニホンオオカミ
ニホンオオカミの標本の色を確認する様子

 やっと出会えた ニホンオオカミ の頭骨標本。この旅の目的でもあり、長い時間車に揺られ続けた疲れも一瞬で吹き飛んだ。博物館のガラス越しではなく、目の前に本当に標本が存在する事実に驚愕した。

 ニホンオオカミ が入っていた木箱を包んでいた不思議な銀のラベル。独特な形状と意味ありげな折り目。どこかで見たような…と思いながら裏返すと日本酒の紙パックだった。こんなに貴重な物を…!?という一方で、この記録した紙がなければ標本の持つ意味や価値が大きく変わっていたとも思い、自分も標本を作る際には、ビニール袋にマッキーペンで簡単に書くだけでもいいので少しでも得た記録を記そうと思った。

 目の前の標本に驚愕し続けていると仕事にならないので、どこかで気持ちを切り替えて撮影を始めた。「思っていたよりも黄色いなぁ、」「ここの縫合線が…」など、今まで ニホンオオカミ の頭骨模型を作製していたからこそ気付くことが沢山あった。最後に標本の色を印刷物と見比べ再現できるように色番号を記録した。

大淀町の ニホンオオカミ 3Dデータ

ニホンオオカミ
ニホンオオカミ の頭骨3Dデータ
ニホンオオカミ
大淀町 ニホンオオカミ キーホルダー

 早速、お手頃な価格で購入できるキーホルダーを作製しました。ご興味のある方は下記URLよりご確認くださいませ。

https://amphillc.thebase.in/items/56521416

 今後もアンフィ合同会社では ニホンオオカミ に関するグッズを作製しようと考えております。

サンショウ の結実の拡大模型を作製しました!

サンショウ の拡大模型!?

 個人様からご依頼を受け、 サンショウ の拡大模型を作製しました。本物の サンショウ の結実から3Dデータを作製し着色を施しました。

サンショウ
サンショウ の結実
サンショウ の結実
サンショウ
サンショウ の果実と種子
サンショウ
3つあるサイズの一番右が本物
iPhoneと比べたサイズ感
サンショウ
iPhoneと比べたサイズ感

 3Dデータをより良い状態で取得するために、全ての結実を一度枝から外し、それぞれの実の3Dデータを取得した後、枝のデータと合わせることで完成させています。そのため、この模型をよく観察すると結実のサイズや形状が少しづつ異なっています

 

 博物館や水族館などの施設様だけでなく、個人様からのご依頼もお受けしております。また、予算に合わせて模型のサイズやこだわりを変更することも可能ですので、ご興味のある方は是非一度お気軽にお問い合わせくださいませ。

 

https://amphillc.com/contact

サーベルタイガー の全身骨格模型を作製しました!

サーベルタイガー の魅力的な全身骨格

サーベルタイガー Smilodon fatalis

 サーベルタイガー の全身骨格模型を作製しました。また、以前に サーベルタイガー の頭骨模型も作製しておりますので、ご興味のある方はそちらもご確認くださいませ。

サーベルタイガー
原寸大の サーベルタイガー 頭骨
サーベルタイガー
サーベルタイガー のキーホルダー

サーベルタイガー は史上最強の肉食動物!?

サーベルタイガー

 スミロドンとは「ナイフの歯」の意味です。上顎の長さが20㎝を超える大きな牙がサーベルのようなので、この名前が付きました。大型の動物に襲いかかり、大きな牙で傷を負わせ、獲物が弱るのを待って食べていたようです。

ポーズも様々!

サーベルタイガー
台座付き サーベルタイガー
サーベルタイガー
約30㎝巨大 サーベルタイガー

 上記のポーズの他でも、簡単な変更であれば無料でご希望のポージングに変更可能です。複雑な変更ですと追加料金が発生する場合がございます。お気軽にご相談ください。
 また、ポージングを変えたことで模型が自立できなくなる場合もございますのでご了承くださいませ。

こだわりの着色

サーベルタイガー
サーベルタイガー の歯にご注目

 本種の魅力的な歯を再現するため、先端側に向かうほど白く、根本には哺乳類の歯らしい黄ばみをつけています。一本の歯の中にグラデーションをつけることで、よりリアルに本種の特徴を再現しています。

サーベルタイガー

 全体の着色にも秘密があります。骨の関節を見ると、若干色が濃くなっているのがおわかりいただけるでしょうか。これは、骨の一つひとつを確認しやすくするために施した着色テクニックです。また、爪部分を特に濃く塗ることで、飾った時によりしまりのある模型に見えるのではないでしょうか。
 こだわりの詰まった本模型をどうぞご検討ください。

https://amphillc.thebase.in/categories/3961441

ニホンオオカミ の全身骨格模型を作製しました!

ニホンオオカミ の全身骨格!

 ニホンオオカミ の全身骨格模型を作製しました。また、以前に ニホンオオカミ の頭骨模型も作製しておりますので、ご興味のある方はそちらの記事もご確認くださいませ。

ニホンオオカミ の頭骨模型を作製しました!

ニホンオオカミ!かつてのハンター

ニホンオオカミ

 左から猟犬、 ニホンオオカミ 、ニホンジカの全身骨格です。比べてみると ニホンオオカミ が小柄(データで確認したところ頭胴長95㎝)である事がわかります。この生き物が鹿や猪を捕食していたと想像するとロマンが掻き立てられますね!

足の指について

ニホンオオカミ

 左が猟犬で、右が ニホンオオカミ の全身骨格です。いくつかの文献に書かれている特徴として、後ろ脚が5本指であったとされています。そこで、再現した ニホンオオカミ の後ろ脚に左のイヌとは異なり、指を1対足しております。

江戸図譜の ニホンオオカミ

ニホンオオカミ

江戸図譜の ニホンオオカミ のポーズを参考に3Dデータを作製しました。

完成した ニホンオオカミ の全身骨格模型

 今回、シンプルなポーズと、江戸図譜を参考したポーズの2タイプの ニホンオオカミ 全身骨格模型を作製しました。

ニホンオオカミ 縮小全身骨格模型

https://amphillc.thebase.in/items/55597876

座り ニホンオオカミ 縮小全身骨格模型

https://amphillc.thebase.in/items/55598218

他にも オオカミ グッズはたくさん!

オオカミ

Oregon State Universityの3Dデータを活用した頭骨 レプリカ

オオカミの頭骨

https://amphillc.thebase.in/items/46419086

オオカミ

可愛い手のひらサイズも!

https://amphillc.thebase.in/items/47904701

水周りの 頭骨キーホルダー が新登場!

水周りの人気者が 頭骨キーホルダー に!

 アカウミガメ・ニホンウナギ・オオサンショウウオ・カムルチーの 頭骨キーホルダー が新規商品として登場です!小さいながらも精密なディティールで、色はマットで高級感のある黒に着色しています。

 あなたも水周りの人気者たちの頭骨をカバンにつけてみませんか?

アカウミガメ

頭骨キーホルダー

ニホンウナギ

頭骨キーホルダー
頭骨キーホルダー

オオサンショウウオ

頭骨キーホルダー
頭骨キーホルダー

カムルチー

頭骨キーホルダー
頭骨キーホルダー

 今後も安価で誰でも手に入れやすい 頭骨キーホルダー をラインナップに追加していく予定です。どうぞ、ご期待ください。

レッドテールキャットフィッシュ の模型を作製しました!

レッドテールキャットフィッシュ の立体模型!

レッドテールキャットフィッシュ Phractocephalus hemioliopterus

 個人様からご依頼をいただき、 レッドテールキャットフィッシュの模型を3Dプリンターで作製しました。口先から尾びれの先まで35㎝でリアルな着色とコーティング(ツヤあり)のご指定にて作製をしました。

レッドテールキャットフィッシュ
着色前
レッドテールキャットフィッシュ
レッドテールキャットフィッシュ
レッドテールキャットフィッシュ
正面顔
レッドテールキャットフィッシュ
レッドテールキャットフィッシュ
レッドテールキャットフィッシュ
レッドテール
レッドテールキャットフィッシュ
棚に飾る様子

 今後もアンフィ合同会社では様々な模型を作製いたします。 博物館や水族館だけでなく、個人様からのオリジナル模型の作製依頼も受注しておりますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。

オリジナル模型の作製

ハンター達の 頭骨キーホルダー が新登場!

ハンター4種が 頭骨キーホルダー に!

 ティラノサウルス・アロサウルス・アメリカアリゲーター・ノスリの 頭骨キーホルダー が新規商品として登場です!小さいながらも精密なディティールで、色はマットで高級感のある黒に着色しています。

 あなたもハンターたちの頭骨をカバンにつけてみませんか?

ティラノサウルス

頭骨キーホルダー
頭骨キーホルダー

アロサウルス

頭骨キーホルダー

アメリカアリゲーター

頭骨キーホルダー
頭骨キーホルダー

ノスリ

頭骨キーホルダー

 今後も安価で誰でも手に入れやすい 頭骨キーホルダー をラインナップに追加していく予定です。どうぞ、ご期待ください。

黒江るるる に参加しました!

黒江るるる に初参加!

黒江るるる
販売の様子

 物販コーナーの様子です。3Dプリンターで作製した様々な模型を販売しました。

黒江るるる での体験イベント

 午前の部では、3Dプリンターで出力した模型に着色するイベントを開催しました。模型の種類は下記の通りです。

・ティラノサウルス

・モササウルス

・ニホンオオカミ

・サーベルタイガー

 それぞれ好きな色に着色し、自分だけのオリジナル模型を持ち帰っていただきました。

黒江るるる
着色体験の様子
黒江るるる
着色体験の様子
黒江るるる
完成した模型

黒江るるる で3Dスキャンを体験!

 午後の部では3Dスキャンの体験イベントを開催しました。持参していただいた立体物が目の前で3Dデータになる様子には驚きの声があがりました。

黒江るるる
3Dスキャンの様子
黒江るるる
スキャン方法を説明する様子
黒江るるる
持参していただいた立体物

 本講座に参加していただいた方の中で、取得したデータを手に入れたい方はお問い合わせください。メールにてお届けいたします。 今後もアンフィ合同会社では、様々なイベントに参加していく予定です。

 奮ってご参加くださいませ。