和歌山県立自然博物館1月 ニホンオオカミ 関連展示のご紹介

ニホンオオカミ 関連の展示につきまして

 和歌山県立自然博物館で今年も ニホンオオカミ の企画展示が発表されましたので、ご紹介いたします。

 

※和歌山県立自然博物館HPのこちらからPDFがご確認いただけます。

News→2021/12/23
【exhibition】企画展示「ニホンオオカミと頭骨にまつわる最近の話題」についてpdf

2021/12/23
【exhibition】企画展示「ニホンオオカミと頭骨にまつわる最近の話題」についてpdf

奈良県大淀町の ニホンオオカミ を展示!?

 今回の展示では、大淀町が所有する ニホンオオカミ の頭骨が展示されます。

 他にも、世界に4体しかない ニホンオオカミ の剥製の内1体を見るチャンスです!また、化石種で大型であったことが知られる当社作製のダイアウルフの頭骨模型など、狼好きにはたまらない内容です!

レプリカが買えます!

ニホンオオカミ

 アンフィ合同会社では、大淀町のニホンオオカミ頭骨レプリカを購入することができます!!作製に関する詳細は下記URLよりご確認いただけます。

販売ラインナップについて

大淀町の ニホンオオカミ 頭骨 原寸大レプリカ

https://amphillc.thebase.in/items/56881211

大淀町の ニホンオオカミ 頭骨縮小レプリカ リング付き

https://amphillc.thebase.in/items/56521416

大淀町の ニホンオオカミ 復元頭骨縮小模型 リング付き

https://amphillc.thebase.in/items/56559543

大淀町の ニホンオオカミ を復元!?

大淀町の ニホンオオカミ 頭骨3Dデータから復元した原寸大の頭骨模型も現在開発中です!お楽しみにお待ちくださいませ。

ニホンオオカミ

大淀町 ニホンオオカミ の原寸大頭骨レプリカを作製しました!

データ基の大淀町の ニホンオオカミ 標本

ニホンオオカミ
ニホンオオカミ 標本
ニホンオオカミ 標本 裏
ニホンオオカミ
ニホンオオカミ 標本 後ろ
ニホンオオカミ
ニホンオオカミ 標本 色の記録

 2021年12月1日奈良県大淀町文化会館へ伺い、町教育委員会が管理する ニホンオオカミ の頭蓋骨を拝見させて頂きました。標本は故岸田日出男さんが戦前に譲り受けたもので、2019年に大淀町へ寄贈されました。来歴は日出男さんによって残されており、上北山村天ケ瀬の民家の小便を飲みに来た病オオカミを撲殺した物とのことでした。本標本の同定は1990年に京都大学理学部動物学教室の田隅本夫助教授(当時)が前額部の段差がほとんどなく、口蓋後縁部がへこみ、側下部神経孔が四個あるなどの形態的特徴から ニホンオオカミ であると同定され、2019年には岐阜大学の石黒直隆名誉教授によってDNA分析からも本標本が ニホンオオカミ であることが証明されました。標本を管理されている教育委員会の松田度主任技師は頭蓋骨標本を多くの人に見てもらうことで、 ニホンオオカミ への関心を高めてもらい、それをきっかけとして新たな情報を集めることができれば、記録の乏しい本種の理解に繋がっていくのではないかと話されていました。今回許可を頂き本標本の撮影及びスキャンをさせて頂き、そこからデータを構築しました。この3Dデータの利用に許可していただいた大淀町に感謝申し上げます。

 詳細は下記記事よりご確認いただけます。

本物の ニホンオオカミ

ニホンオオカミ レプリカ着色の様子

ニホンオオカミ レプリカ着色の様子
ニホンオオカミ
ニホンオオカミ レプリカ着色の様子 近距離
ニホンオオカミ
ニホンオオカミ レプリカ着色の様子 仕上げ

 エアーブラシで下地の色を付けた後、筆塗りで一つひとつ丁寧に着色しています。標本を撮影した記録の画像や、見た際に受けた印象の記憶の両方を頼りに、より大淀町の ニホンオオカミ 頭骨に近づく色味を再現しました。

完成したレプリカ

ニホンオオカミ
ニホンオオカミ
ニホンオオカミ

ニホンオオカミ レプリカ販売中!

 そんなこだわりの ニホンオオカミ 頭骨レプリカを販売中です。

 アンフィ合同会社では今後も様々なレプリカや模型を作製してまいります。どうぞご期待ください。

アンフィが提供する移動型体験イベント 「 コバンザメ 」

移動型体験イベント

 2021年12月12日、海南市許可のもと移動型体験イベント「コバンザメ」を開催しました。場所は温山荘公園内で、和歌山県立自然博物館のクジラの標本から見える位置に設置しました。

 イベント内容は、一回500円で本物のサメの歯化石が2つ以上ゲットでき、発掘後は標本や拡大模型を基にどんな種のサメと考えられるかや、サメの歯にどんな機能があるかを一緒に考えました。

コバンザメ
イベント風景斜めから
学会誌や拡大模型
拡大模型
説明用のサメの拡大模型
説明風景
撤収完了後

 アンフィ合同会社では、今後も所持する標本や模型を有効活用したイベントを開催することで、多くの人が楽しみながら生き物により興味を持つきっかけになって欲しいと考えています。

本物の ニホンオオカミ

 私たちアンフィ合同会社は2021年冬、一泊二日で奈良県の ニホンオオカミ に関わる資料及び標本の見学とそれらの3Dデータ化を目的に旅をしてきました。そこで今回の成果を写真や3Dデータと共にご紹介をします。

 緑の文章は、江田の感想です。

ニホンオオカミ の像

 11月31日奈良県東吉野村鷲谷口で ニホンオオカミ の像を見学しました。 ニホンオオカミ 最後の地として知られる東吉野村は1905年東亜動物学探検隊員米人マルコム・アンダーソンが買い入れた個体が最後とされています。ここではかつて台高の山野を咆哮した ニホンオオカミ の雄姿を残し、自然愛護のシンボルとしたいとの強い思いから、奈良教育大学の久保田忠和教授の手により等身大のブロンズ像が建てられています。

ニホンオオカミ
ニホンオオカミ の像表示板
ニホンオオカミ
ニホンオオカミ の像解説
ニホンオオカミ
ニホンオオカミ についての石碑
ニホンオオカミ
ニホンオオカミ の像
ニホンオオカミ
ニホンオオカミ
山並みと ニホンオオカミ の像
ニホンオオカミ
ニホンオオカミ の像 お尻

 朝8時に会社を出てから、車に揺られること約4時間半…。朝が苦手な自分は車で爆睡かと思っていたが、そんなことは無く遊園地に向かう子どものようなテンションだった。まだまだ少年の心を持てているのかなと思う。

 長い道のりながら、伝統的な土地に赴く若干の緊張感や、「いつ道で ニホンオオカミ が出てくるかわからないよ!?笑」なんて話しながら、やっと着いた ニホンオオカミ の像。ガードレールが目立つ、画像【 ニホンオオカミ の像表示板】からもわかるように、突然、道にこの像があるのだ。そんな緊張と緩和も魅力の一つなのか?と考えた。

作製した ニホンオオカミ の頭骨模型

ニホンオオカミ
ニホンオオカミ の頭骨模型を着色する様子

ニホンオオカミ の像と頭骨模型

 今回私たちはロンドン自然史博物館が公開する画像を基に頭骨模型を作製したので、それを持っていき、ブロンズ像と比較しました。大きさはほぼ一致し、正確に像が作られたことが見て取れます。

ニホンオオカミ
ニホンオオカミ の像と頭骨模型
ニホンオオカミ
ニホンオオカミ の像と頭骨模型
ニホンオオカミ
ニホンオオカミ の像と頭骨模型
ニホンオオカミ
ニホンオオカミ の像と頭骨模型
ニホンオオカミ
ニホンオオカミ の像と頭骨模型
ニホンオオカミ
ニホンオオカミ の像、色合わせ
ニホンオオカミ
ニホンオオカミ の像と頭骨模型

 ここには掲載していないが、フォトグラメトリ用にも像を撮影をした。これで時間に制限されることなく好きな角度から見ることができるようになる。改めて3Dデータの魅力を感じた。

 様々な角度から観察すると、また別の表情が垣間見えて良い。普段、3Dプリンターでの毛並みの表現に悩んでいるが、ある種の答えは意外とこういったブロンズ像の中にあるのかもしれないと思った。

ブロンズ像の3Dデータ

ニホンオオカミ
フォトグラメトリで構築した様子
ニホンオオカミ
完成した ニホンオオカミ の像3Dデータ

森と水の源流館

森と水の源流館
森と水の源流館

 ニホンオオカミ の像と同じく奈良県に所在する「森と水の源流館」にも立ち寄りました。10メートルをこえる巨木のそばで見るパノラマ映像は迫力がありました。

 施設の詳細は下記URLよりご確認いただけます。

http://www.genryuu.or.jp

コテージで一泊

ニホンオオカミ
コテージ
ニホンオオカミ
ホットワインを温めている
ニホンオオカミ
「少なめ」といったのに…

 初日を予定通り終え、宿泊するコテージへと向かった。「道にオオカミが出るかも!」なんて冗談が、像を観てからあり得ない話じゃないかもなと感じた。道路からすぐに設置してあった ニホンオオカミ の像には確かに不思議な魅力があった。

 外はすっかり寒く、温かい部屋でぬくぬくと食べる鍋は美味しかった。ビールを片手に今日の感想を語った。

大淀町の ニホンオオカミ とご対面

 12月1日奈良県大淀町文化会館へ伺い、町教育委員会が管理する ニホンオオカミ の頭蓋骨を拝見させて頂きました。標本は故岸田日出男さんが戦前に譲り受けたもので、2019年に大淀町へ寄贈されました。来歴は日出男さんによって残されており、上北山村天ケ瀬の民家の小便を飲みに来た病オオカミを撲殺した物とのことでした。本標本の同定は1990年に京都大学理学部動物学教室の田隅本夫助教授(当時)が前額部の段差がほとんどなく、口蓋後縁部がへこみ、側下部神経孔が四個あるなどの形態的特徴から ニホンオオカミ であると同定され、2019年には岐阜大学の石黒直隆名誉教授によってDNA分析からも本標本がニホンオオカミであることが証明されました。標本を管理されている教育委員会の松田度主任技師は頭蓋骨標本を多くの人に見てもらうことで、 ニホンオオカミ への関心を高めてもらい、それをきっかけとして新たな情報を集めることができれば、記録の乏しい本種の理解に繋がっていくのではないかと話されていました。今回許可を頂き本標本の撮影及びスキャンをさせて頂き、そこからデータを構築しました。この3Dデータの利用に許可していただいた大淀町に感謝申し上げます。

大淀町文化会館
大淀町文化会館
ニホンオオカミ
ニホンオオカミ データ
ニホンオオカミ
ニホンオオカミ データ裏
ニホンオオカミ
ニホンオオカミ の標本が保存されている木箱
ニホンオオカミ 資料
ニホンオオカミ
ニホンオオカミ
ニホンオオカミ
ニホンオオカミ
ニホンオオカミの標本 左側面
ニホンオオカミ
ニホンオオカミの標本 右側面
ニホンオオカミ
ニホンオオカミ
ストロボを焚いた撮影
ニホンオオカミ
ストロボを焚いた撮影
ニホンオオカミ
ニホンオオカミ
ニホンオオカミ
ニホンオオカミ
ニホンオオカミ
ニホンオオカミの標本の色を確認する様子

 やっと出会えた ニホンオオカミ の頭骨標本。この旅の目的でもあり、長い時間車に揺られ続けた疲れも一瞬で吹き飛んだ。博物館のガラス越しではなく、目の前に本当に標本が存在する事実に驚愕した。

 ニホンオオカミ が入っていた木箱を包んでいた不思議な銀のラベル。独特な形状と意味ありげな折り目。どこかで見たような…と思いながら裏返すと日本酒の紙パックだった。こんなに貴重な物を…!?という一方で、この記録した紙がなければ標本の持つ意味や価値が大きく変わっていたとも思い、自分も標本を作る際には、ビニール袋にマッキーペンで簡単に書くだけでもいいので少しでも得た記録を記そうと思った。

 目の前の標本に驚愕し続けていると仕事にならないので、どこかで気持ちを切り替えて撮影を始めた。「思っていたよりも黄色いなぁ、」「ここの縫合線が…」など、今まで ニホンオオカミ の頭骨模型を作製していたからこそ気付くことが沢山あった。最後に標本の色を印刷物と見比べ再現できるように色番号を記録した。

大淀町の ニホンオオカミ 3Dデータ

ニホンオオカミ
ニホンオオカミ の頭骨3Dデータ
ニホンオオカミ
大淀町 ニホンオオカミ キーホルダー

 早速、お手頃な価格で購入できるキーホルダーを作製しました。ご興味のある方は下記URLよりご確認くださいませ。

https://amphillc.thebase.in/items/56521416

 今後もアンフィ合同会社では ニホンオオカミ に関するグッズを作製しようと考えております。

再び ニホンオオカミ の頭骨を作製しました!

一つ目の ニホンオオカミはこちら

一つ目の ニホンオオカミ を作製した様子はこちらよりご確認いただけます。

ニホンオオカミ の頭骨模型を作製しました!

ニホンオオカミ 頭骨模型

ニホンオオカミ
ニホンオオカミ
ニホンオオカミ

 前回と比べ、マットな質感に着色しました。

 今後もアンフィ合同会社では様々な模型を作製していきます。また、既にオオカミ関連だけで多数のグッズを取り揃えてございますので、こちらもご確認くださいませ。

https://amphillc.thebase.in/categories/3961509

ニホンオオカミ の全身骨格模型を作製しました!

ニホンオオカミ の全身骨格!

 ニホンオオカミ の全身骨格模型を作製しました。また、以前に ニホンオオカミ の頭骨模型も作製しておりますので、ご興味のある方はそちらの記事もご確認くださいませ。

ニホンオオカミ の頭骨模型を作製しました!

ニホンオオカミ!かつてのハンター

ニホンオオカミ

 左から猟犬、 ニホンオオカミ 、ニホンジカの全身骨格です。比べてみると ニホンオオカミ が小柄(データで確認したところ頭胴長95㎝)である事がわかります。この生き物が鹿や猪を捕食していたと想像するとロマンが掻き立てられますね!

足の指について

ニホンオオカミ

 左が猟犬で、右が ニホンオオカミ の全身骨格です。いくつかの文献に書かれている特徴として、後ろ脚が5本指であったとされています。そこで、再現した ニホンオオカミ の後ろ脚に左のイヌとは異なり、指を1対足しております。

江戸図譜の ニホンオオカミ

ニホンオオカミ

江戸図譜の ニホンオオカミ のポーズを参考に3Dデータを作製しました。

完成した ニホンオオカミ の全身骨格模型

 今回、シンプルなポーズと、江戸図譜を参考したポーズの2タイプの ニホンオオカミ 全身骨格模型を作製しました。

ニホンオオカミ 縮小全身骨格模型

https://amphillc.thebase.in/items/55597876

座り ニホンオオカミ 縮小全身骨格模型

https://amphillc.thebase.in/items/55598218

他にも オオカミ グッズはたくさん!

オオカミ

Oregon State Universityの3Dデータを活用した頭骨 レプリカ

オオカミの頭骨

https://amphillc.thebase.in/items/46419086

オオカミ

可愛い手のひらサイズも!

https://amphillc.thebase.in/items/47904701

ニホンオオカミ の頭骨模型を作製しました!

モデリングで ニホンオオカミ の頭骨を作製!

ニホンオオカミ
ニホンオオカミ の3Dデータ

モデリング(造形)した3Dデータより、 ニホンオオカミ の頭骨模型を作製しました。

着色していきます!

ニホンオオカミ
ニホンオオカミ の模型を着色する様子

 初めにエアーブラシなどで全体を着色しました。その後、骨らしい色味や神経孔などの暗部の表現を、筆塗りによって調整しました。骨格標本特有の脂の残ったシミのような色味まで再現したこだわりのレプリカです。

完成した ニホンオオカミ の頭骨

ニホンオオカミ
ニホンオオカミ
ニホンオオカミ
ニホンオオカミ
ニホンオオカミ
ニホンオオカミ の頭蓋骨
ニホンオオカミ
ニホンオオカミ の下顎

今もどこかに…

ニホンオオカミ
民家を背景に ニホンオオカミ の頭骨模型を持つ様子

 近年、徳島県や愛知県の民家からニホンオオカミの頭骨が出てきています。日本中には、未発掘のニホンオオカミの頭骨が数多く存在しているのかもしれません。そんなロマンある生物の頭骨模型です。

 

 アンフィ合同会社では今後も絶滅動物の骨格や化石、現生の骨格標本や、生き生きした姿のフィギュアなど、様々な模型を作製していきます。どうぞご期待くださいませ。

販売中の ニホンオオカミ 関連グッズ

ニホンオオカミ
ニホンオオカミ 江戸図譜

座りニホンオオカミ 縮小全身骨格模型 販売中

https://amphillc.thebase.in/items/55598218

ニホンオオカミ
ニホンオオカミ 全身骨格

ニホンオオカミ 全身骨格模型 販売中

https://amphillc.thebase.in/items/55597876

オオカミ
オオカミの頭骨

Oregon State Universityの3Dデータを活用した頭骨 レプリカ

オオカミの頭骨

https://amphillc.thebase.in/items/46419086

オオカミ
手のひらサイズのオオカミ

可愛い手のひらサイズも!

https://amphillc.thebase.in/items/47904701