アンフィが運営する「きみの自然体験館」の紹介

きみの自然体験館

体験館の周りで見られる野鳥(2024年10月~11月)

「きみの自然体験館」では、模型や標本を使った展示、体験イベント、販売をおこなっています。現在は博物館類似施設として和歌山ミュージアムコレクションに掲載されています。

開館時間:10時~16時(入場無料)

休館日:月曜(祝日の場合は翌日が休み)

住所:和歌山県海草郡紀美野町神野市場78

電話:0734-88-5513(開館時間のみ)

メール:amphi09LLC@gmail.com

体験イベント

オリジナルで製作した模型に色を塗る体験イベントや周辺の生き物を観察するイベントなど、定期的に開催しております。

模型に色をつけよう

この度はきみの自然体験館公式サイトをご覧いただきありがとうございます。
当館ではアンフィ合同会社で製作した模型に着色ができる体験イベントを実施しています。

【生き物の模型】
下記の中からお好きな種類の模型を選んでいただき、体験ご希望日の1週間前までに当館へご連絡ください。模型を準備してお待ちいたします!参加費は一体につき1,500円です。

※団体で体験をご検討中のお客さまへ
当イベントは学校などの団体様向けの教育事業としても開催しています。ご希望があれば価格や大きさの調整が可能ですので、お気軽にお問い合わせください。

色塗り模型

【生石高原のジオラマ模型】

ドローンで撮影した生石高原を3Dモデル化し、3Dプリンターを使って製作した模型です。
アクリル絵の具を使って好きな色に着色してみてください!
模型は写真たてとしても使用できますので、生石高原の思い出を飾れます。

〈日時〉  毎月第二土曜日

〈時間〉  10:00~15:00

〈参加方法〉事前予約は不要です。きみの自然体験館でスタッフにお声がけください。

〈参加費〉 1,000円

生石高原ジオラマ色塗り体験

[PDF] 生石高原のジオラマ

ビオトープを調べてみよう!

きみの自然体験館では月に一度、ビオトープでの生き物調査と環境整備を行います。
※事前予約は不要です

〈日時〉
2024年11月16日
10~12時

〈持ち物〉
・汚れてもよい服装でお越しください
・長靴
・飲み物
・タオル
・網やプラケースなどの観察道具(お持ちの方)
・軍手(お持ちの方)

〈参加費〉
一人につき500円(保険代など)

〈雨天の場合〉
アンフィ合同会社のInstagramで最新情報を発信します。

 

[PDF] ビオトープをつくろう

イベント、施設に関する最新情報はInstagramをご覧ください

展示紹介

紀美野町の生き物の展示部屋

紀美野町に生息する生き物を中心に剥製や骨格を展示しています。

ニホンカモシカの展示 詳細は画像をクリック

紀美野町内の動物を剥製や骨格標本を使って紹介しています。ツキノワグマやイノシシ、ニホンジカ、その他にもテンやノウサギなど、町内でよく見かける動物を並べています。

3Dプリンターを使って製作している様子を見学いただけます。様々な模型がどのように作成されているのかを見学いただけます。

販売紹介

アンフィ合同会社が製作した模型を直接販売しています。また、ガチャガチャもご利用いただけます。

フォーラム

2023年7月1日に日本両生類研究会主催の両生類自然史フォーラムを開催しました。約400名の参加者にお越し頂きました。また、キッチンカーやプペルバスも出店し、子供から大人まで楽しめる大会となりました。

アクセス

お車等でお越しください。施設前に無料駐車スペースがございます。

アンフィ合同会社の販売店及び展示施設が2023年2月にOPEN!

アンフィ合同会社が活用する施設

 アンフィ合同会社は製作現場や当社商品を皆様に直接見ていただきたいとの思いから、旧保育所を利活用して販売及び展示施設をオープンいたします。ここでは3Dプリンターで作った模型や標本作成及び発掘などの体験イベントを開催すると共に地域団体とも協力して紀美野町の自然や文化に関する展示や観察会も実施する予定です。

 オープンは2023年2月1日からを予定しております。施設の開館は土日祝日と平日の火~金曜日です。月曜はお休みで、時間は10時から16時を予定しています。入場は無料です。企画や展示内容についても少しずつ充実させていく予定ですので、ご期待ください。

住所:〒640-1243 和歌山県海草郡紀美野町神野市場78

ツキノワグマ の全身骨格を3D化してレプリカを製作したので報告します!

 ツキノワグマ Ursus thibetanus の全身骨格を3Dスキャンして、レプリカを完成させました。この記事ではツキノワグマと製作の流れをご紹介します。

ツキノワグマ の骨格標本
ツキノワグマ の骨格標本

ツキノワグマ について

ツキノワグマ 南アルプスの個体
静岡県南アルプスで撮影した若い ツキノワグマ

 ツキノワグマ はヒマラヤから、インドシナ北部、中国、海南島、台湾、朝鮮半島、ロシア沿海地方、日本に分布し、その一亜種であるニホンツキノワグマ Ursus thibetanus japonicus が本州、四国に分布し、九州の個体群は絶滅したと考えられています。成獣の頭胴長は1200~1630mm、体重は55.0~187.5kgです。和名の通り月の輪が胸のところに見られます。

ツキノワグマ 胸元に月の輪模様
ツキノワグマ の首元にみえる月の輪模様

 ツキノワグマ の前あしの爪は鋭く、重要な道具であり、武器です。ツキノワグマ の生息する山へ入るとこの鋭い爪によって傷つけられた木を見かけます。

ツキノワグマ の手
ツキノワグマ の前あし
ツキノワグマ の爪痕
ツキノワグマ の爪痕が残る桜の樹皮

ツキノワグマ を3Dスキャン

ツキノワグマ の頭骨を3Dスキャン
ツキノワグマ の頭骨を3Dスキャンする様子

 ツキノワグマ の骨の一つ一つを3Dスキャナーを使ってデジタル化しました。データ取得にはコツがいります。特徴の少ない肋骨は難しく、何度も失敗しながらデータを構築しました。なお、回転台を使用すしたり、回転させる方向を工夫することでと失敗を減らすことができます。

ツキノワグマ の頭骨の3D
ツキノワグマ の頭骨の3Dデータ側面
ツキノワグマ の頭骨の3Dデータ 腹面
ツキノワグマ の頭骨の3Dデータ腹面

 この作業をひたすら繰り返し、ZBrushで結合させて完成させました。なお、今回の個体は静岡県のツキノワグマを使用しています。性別はオスで、体重は21.3kgの若い個体です。

 完成した3Dモデルを3Dプリンター専用のソフトウェアで処理し、出力する際の大きさを手のひらサイズに変更しました。使用した3Dプリンターは光造形式です。

 そして完成させたのが下のレプリカです。今回は座っているポーズにしていますが、歩いている状態にも変更することもできます。すべての骨をばらして完成させているからこそできることです。

ツキノワグマ の全身骨格の3Dデータ
完成した ツキノワグマ の全身骨格の3Dモデル

ZBrushでは対象以外の部位を透過させることができるため、自然な骨の並びに調整することができます。

ツキノワグマの首の骨の3D
ツキノワグマ の骨格の拡大 第3頸椎以外を透過

全身骨格レプリカ

 出力した直後は不要なレジンが付着しているため、アルコールで除去します。次に扇風機を使ってアルコールを飛ばして乾燥させます。乾燥後は紫外線を照射して二次硬化させます。そして、手作業でサポート材を除去していきます。完成までに1か月程度要する場合もあります。

サポート材を除去した後の ツキノワグマ
サポート材を除去した ツキノワグマ とサポート材が付いた状態のニホンジカ

 エアーブラシを使って骨らしい色を再現していきます。標本を参考に着色しているのでリアルな色に仕上がります。

着色される ツキノワグマ のレプリカ
着色される ツキノワグマ のレプリカ
ツキノワグマ の 全身骨格 レプリカ
ツキノワグマ の縮小レプリカ ショップへは画像をクリック!

 今回は ツキノワグマ を題材に骨格の3Dスキャン、3Dデータの構築、3Dプリンターを使ったレプリカ製作の様子を報告しました。このレプリカに興味を持っていただいた方は、是非ともショップもご覧いただければと思います。

BASE販売ショップ
ショップ

シントウトガリネズミ

 静岡県南アルプス地域の標高1800m以上には世界でも最小クラスの哺乳類が生息しています。体重は5~10g程度。ほとんどを地中や苔の下で過ごすようで、生きている姿を見かけることは極めてまれです。

 動画は静岡県で調査員として活動していた時にたまたま生きた状態で見つけたシントウトガリネズミです。大食漢で昆虫だけではなく、キャットフードも食べていました。似た種類の動物にジネズミというのがいますが、歯を観察すると簡単に見分けることができます。ジネズミの歯は白いのに対して、トガリネズミの仲間は歯が紅いのです!

シントウトガリネズミの頭蓋骨
シントウトガリネズミの下顎

 シントウトガリネズミはトガリネズミ形目というグループに属しており、南アルプスにはこの他にアズミトガリネズミが生息しています。見た目が似ていますが脳頭蓋の形状や歯の高さ、神経孔などから識別することができます。詳しく知りたい方は以下URLをクリックください。

06/佐々木・高田_P27〜P34.indd (spmnh.jp)

 当社が所在する和歌山県にもシントウトガリネズミに関する記録があるそうなので、今後も調査で明らかな情報が手に入った際はこちらのブログに追加していきます。

 なお、当社ではシントウトガリネズミの全身骨格レプリカを販売しています。興味のある方は以下画像をクリックしてみてください。

古生物の世界

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アサフス

Asaphus bottnicus
古生代 オルドビス紀
 アサフスは体全体がつるつるしており、頭から出っ張る眼が特徴的です。眼の高さが種で違っており、カタツムリのように頭から飛び出るものもいます。この模型は標本をフォトグラメトリにより3Dデータ化したものを拡大して完成させました。
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ファコプス

Phacops sp.
古生代 デボン紀

 ファコプスはモロッコと北米から多産するため、比較的多く流通しています。三葉虫の眼は複眼で、一つの眼を個眼と呼びます。ファコプスの個眼は三葉虫の中でも特に巨大なことで知られています。この模型は標本をフォトグラメトリにより3Dデータ化したものを拡大して完成させました。

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ハルペス

Harpes perradiatus
古生代 デボン紀
 ハルペスは逆U字状の大きな頭を持つ三葉虫です。頭には無数の穴が分布し、大きな頭を海底に沈み込ませて、その穴で食べ物をこしとっていたと考えられています。この模型は標本をフォトグラメトリにより3Dデータ化したものを拡大して完成させました。
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セラタルジス

Ceratarges ziregensis
古生代 デボン紀

 セラタルジスは棘を持つことで知られています。頭と尾から突き出た棘は湾曲し、体全体を覆います。これは外敵から身を守るために発達した特徴だと考えられています。このレプリカは下記URLのデータを使用しました。 

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コルノプロエタス

Cornoproetus cornutus
古生代 デボン紀
 コルノプロエタスは中葉が大きく膨らんでいます。 中葉は内臓や神経が収まっていたと考えられており、体の大きさのわりに大食漢だったのかもしれません。この模型は標本をフォトグラメトリにより3Dデータ化したものを拡大して完成させました。
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ティサノペルティス

Thysanopeltis sp.
古生代 デボン紀
 ティサノペルティスは、パラレジュルスと同じスカテラムの仲間です。そのため、扇子のような形の尾を持ちます。しかし、パラレジュルスとは異なり体は平坦で尾からは放射状に伸びた長短の棘が交互に並びます。この模型は標本をフォトグラメトリにより3Dデータ化したものを拡大して完成させました。
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パラレジュルス

Paralejurus sp.

古生代 デボン紀

 パラレジュルスは、尾部に特徴的な放射状の溝があり、扇子のような形をしています。これはパラレジュルスが属するスカテラムの仲間にだけ見られる特徴で、その機能については不明とされています。この模型は標本をフォトグラメトリにより3Dデータ化したものを拡大して完成させました。
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イクチオステガ

Ichthyostega
古生代 デボン紀

 イクチオステガは陸上進出をはじめた初期の脊椎動物の仲間。動きは魚に近く後足は後方に向いていたと考えられています。この模型は2005年に発表された論文を参考に作製しました。

(PDF) Ahlberg PE, Clack JA, Blom H. The axial skeleton of the Devonian tetrapod Ichthyostega. Nature 2005;437:137-40 (researchgate.net)

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ディプロカウルス

Diplocaulus
古生代 ペルム紀前期

 風変わりな頭の両生類。頭骨幅は最大33センチもあったとされ、全長は約1メートルと考えられています。体全体は扁平で、肋骨は細長く、尾には横突起がなかったと考えられています。この模型は以下URLを参考に作製しました。Diplocaulus and Diploceraspis (reptileevolution.com)

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セイムリア

Seymouria
古生代 ペルム紀
 セイムリアは陸上生活に適応した仲間で、両生類と爬虫類の中間的な特徴を持っています。水中から長期間出た状態で生存し、繁殖時期に水場へ戻ったと考えられています。この模型は化石を参考にZBrushで完成させました。
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始祖鳥

Archaeopteryx
中生代 ジュラ紀
 始祖鳥として知られるアーケオプテリクスはすべてドイツの石灰岩堆積物から出土しています。羽毛をもつ本種は長きにわたって議論され、特に鳥との関係や飛翔に関することなど今なお解決されていません。この模型は化石を参考にZBrushで完成させました。
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トリケラトプス

Triceratops horridus
中生代 白亜紀

 この模型はスミソニアン博物館が所有するハッチャーの3Dデータから作製しました。名前の由来はトリケラトプスの発見者で知られる古生物学者ジョン・ベル・ハッチャーからつけられています。データ元は

https://3d.si.edu/object/3d/triceratops-horridus-marsh-1889%3Ad8c623be-4ebc-11ea-b77f-2e728ce88125

ハッチャーに関する記事は下記URLをご覧ください。

https://www.washingtonpost.com/news/speaking-of-science/wp/2017/03/01/this-triceratops-is-a-smithsonian-icon-now-hell-be-fed-to-a-t-rex/

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ティラノサウルス

Tyrannosaurus
中生代 白亜紀

 大型の肉食恐竜で知られるティラノサウルスは世界で最も有名な獣脚類です。この獰猛な恐竜の頭骨はすべての骨を砕くのに適した構造をしています。また獲物を押さえつけるために機能したかもしれない後足の骨格は太く頑強です。この模型は下記URLを参考にZBrushで調整して完成させました。

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シュイフツェリ オオサンショウウオ

Andrias scheuchzeri
新生代 古第三紀と新第三期の中間
 このオオサンショウウオの絶滅種は中央ヨーロッパを中心に見つかっています。この模型の元となった標本には尾と後足がなかったことから、発見当初は旧約聖書に記載されたノアの洪水で滅んだ古代人類だとして発表されました。その後、ナマズ、次いで爬虫類として記載されていきましたが、最終的にはジョルジュ・キュヴィエ氏によって両生類であることが発表され、その後の研究により、かつてヨーロッパに生息していたオオサンショウウオ属の一種であることが明らかになりました。現在、オオサンショウウオ属は日本と中国にのみ分布していますが、かつては広域分布していたことが明らかとなった重要な標本の模型です。この模型は化石を参考にZBrushで完成させました。
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ガストルニス

Gastornis 
新生代 第三紀
 ガストルニスは非常に大型の鳥で、従来は小型哺乳類の捕食者と考えられてきました。しかし、ガストルニスの足跡に鉤爪がないことや、くちばしの構造の研究など、いくつかの証拠から、この鳥は植物や硬い種子を食べていたのではないかと考えられています。この模型は下記URLの著者によって、アリゾナ自然史博物館に展示されている標本からスキャンしたものです。https://sketchfab.com/3d-models/diatryma-fossil-skeleton-e07991d7b74e4ac4a71451d3f614b259
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ケトテリウム

Cetotherium riabinini
新生代 第三紀
 ケトテリウムは先史時代のヒゲクジラ類で中新世中期から後期に繁栄したと考えられています。全長は4メートルほどで、コククジラに似た姿をしていたとされています。

この模型はウクライナ、キーウにあるウクライナ国立科学アカデミー国立自然史博物館アカデミアンV.A.トパチェフスキー古生物学博物館の展示室に所蔵されている標本を「SchmalhausenEvolMorph」がスケッチファブで公開したものを使用しています。URLを以下に掲載します。

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スミロドン

Smilodon
新生代 第四期

 スミロドンはラテン語で「ナイフの歯」という意があり、サーベルタイガーとして有名です。体長は2メートルほどで、歯の長さは24センチにもなりました。太く頑強な前あしで獲物を抑え込み鋭い歯を突き刺していたと考えられています。この模型の頭骨はアイダホバーチャライゼーションラボラトリーの3Dモデルを使い、身体は化石の画像や図面を参考にZBrushで完成させました。

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ケナガマンモス

Mammuthus primigenius
新生代 第四期

 ケナガマンモスはゾウの仲間で、北アメリカ大陸、ユーラシア大陸の広範囲、日本では北海道に分布していました。模型のデータはスミソニアンが公開している物を使用しています。この個体は1952年にアメリカ合衆国アラスカ州で発見されました。詳細は下記URLに記載します。

https://3d.si.edu/object/3d/mammuthus-primigenius-blumbach:341c96cd-f967-4540-8ed1-d3fc56d31f12

 

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エレモテリウム

Eremotherium laurillardi
新生代 第四期

 エレモテリウムはオオナマケモノの一種で、「草原」または「砂漠の獣」という意味をもちます。エレモテリウムは熱帯・亜熱帯の低地に広く分布し、部分的に開放・閉鎖された環境に生息していましたが、近縁種のメガテリウムはより温帯の気候に生息していました。現在のゾウの大きさに達し、アメリカ大陸で最も大きな哺乳類の一つであした。エレモテリウムの特徴は、比較的長い四肢と前足、後足、特に後期の代表的な3本の指を持つ頑強な体格です。ナマケモノと同様、草や葉を食べる純粋な草食動物でしたが、同位体のデータから現代のカバのように半水棲の生活をしていた可能性も考えられています。この模型はスミソニアンが提供するデータを使用して完成させています。URLを下記に記します。

https://3d.si.edu/object/3d/eremotherium-laurillardi:3fc3b13c-af28-4186-8d73-5765469d8190

 

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リトルブッシュモア

Anomalopteryx didiformis
新生代 第四期

 リトルブッシュモアは、ニュージーランドに生息していましたが、絶滅してしまった鳥です。ニュージーランドには数種類のモアが生息していましたが、いずれも飛べない鳥でした。リトルブッシュモアはモアの中で最小種でした。この骨格は、ニュージーランドのオークランドにあるオークランド戦争記念博物館の鳥類学コレクションから骨をデジタル化して作られたものです。URLは下記に掲載します。この素晴らしいデータを公開しているオークランド戦争記念博物館とマッセイ大学のダニエル・トーマス氏にお礼申し上げます。

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モーリシャス・ドードー

Raphus cucullatus
新生代 第四期

ドードーは、インド洋のマダガスカルの東にあるモーリシャス島の固有種で、絶滅した飛べない鳥です。最も近い遺伝子を持つのは、同じく絶滅したロドリゲス・ソリティアです。この2種は、ハトやハトを含むラフィニア亜科という絶滅した飛べない鳥の一群を形成しています。なお、ドードーに最も近い現生種はニコバル鳩とされています。かつてレユニオン島には白いドードーがいたと考えられていましたが、同じく絶滅したレユニオントキや白いドードーの絵画に基づく混乱に過ぎなかったと考えられています。

ドードーは高さ約1メートル、体重10.6〜17.5キログラムだったようです。ドードーの生前の姿は、17世紀に描かれた絵や文字による記述によってのみ証明されている。これらの肖像画はかなり異なっており、また、一部の図版は生きた標本から描かれたことが知られているだけなので、ドードーの正確な姿は解明されておらず、その行動についてもほとんど分かっていません。茶色がかった灰色の羽、黄色い足、尾羽の房、灰色の裸の頭、黒、黄、緑のくちばしで描かれてきました。砂肝の石を使って果物を含む食物を消化し、モーリシャスの乾燥した海岸地帯の森林に生息していたと考えられています。卵は1つだけだったという記述もあります。モーリシャス島には豊富な食料があり、捕食者もいなかったため、飛べない動物になったと考えられています。ドードーは太り気味で不器用なイメージですが、最新研究では生態系にうまく適応していたと考えられています。

ドードーについて最初に記録されたのは、1598年のオランダ人船員によるものです。その後、船員による狩猟や外来種の侵入により、生息地が破壊されました。ドードーの目撃情報が最後に確認されたのは、1662年のことでした。その絶滅はすぐには気づかれず、神話と考える人もいました。19世紀になって、17世紀初頭にヨーロッパに持ち込まれた4つの標本のうち、少量の遺留品についての研究が行われました。その中に、現在残っているドードーの唯一の軟部組織である乾燥頭部があります。その後、モーリシャスでは大量の骨が採集されました。発見から100年足らずでドードーが絶滅したことで、これまで認識されていなかった、種全体の消滅に人間が関与しているという問題が注目されるようになったのです。ドードーは『不思議の国のアリス』に登場することで広く知られるようになり、以来、絶滅と陳腐化の象徴として大衆文化の中に定着しました。

この模型はフランスの国立博物館所蔵の標本を3Dスキャンし以下サイトで公開されている商用利用可能なデータを使用しいています。

 

古代のヒゲクジラ ケトテリウム

ケトテリウム Cetotherium riabinini は先史時代のヒゲクジラ類で中新世中期から後期に繁栄したと考えられています。全長は4メートルほどで、コククジラに似た姿をしていたとされています。

https://twitter.com/CoastalPaleo/status/1497095300523212819?s=20&t=KzvXsX3joJSlnRVnQ7kfyg

この標本はウクライナ、キーウにあるウクライナ国立科学アカデミー国立自然史博物館アカデミアンV.A.トパチェフスキー古生物学博物館の展示室に所蔵されています。標本番号はNMNH-P 668/1です。

この素晴らしい3Dモデルが公開されたのは2021年6月。現在、関係者の皆さんや標本がどのようになっているかがとても心配されます。

上の画像をクリックすると公開元のスケッチファブに移行します

アンフィ合同会社ではこのケトテリウムの3Dデータを基に光造形式の3Dプリンターを使って全長250mmのレプリカを作成しました。素材はABSライクの樹脂です。針金と200mm×100mmの木製の台座をとりつけて完成させています。

サイズは250mm×89mm×62mm
BASE販売ショップ
ご購入をご希望のお客様は上の画像をクリックください

全身骨格の模型を紹介!

アンフィ合同会社では世界中、各時代の生物の全身骨格をライブラリとして整理し、必要に応じて3Dプリンターで模型にしています。ここでは商用利用が可能なデータやアンフィ合同会社が3Dスキャンしたデータから作製した模型を紹介します。各模型は購入サイトに移動できるようリンクを張っていますので、欲しい模型を探してみてはいかがでしょうか。
現生動物をご紹介
古生物をご紹介

”巨大鳥”モアの仲間の最小種 リトルブッシュモア !

絶滅した鳥! リトルブッシュモア

リトルブッシュモア の全身骨格を紹介します!​

リトルブッシュモア(Anomalopteryx didiformis)は、ニュージーランドの絶滅した鳥です。ニュージーランドにはかつて数種類のモアが生息していましたが、いずれも飛べない鳥でした。リトルブッシュモアはモアの中で最も小型の種だったと考えられています。​

この3Dデータはスケッチファブに公開されており、URLは以下になります。
https://sketchfab.com/models/49f1314d128e471585eaf15541c44681#

材質はSIRAYA TechのABSライクレジンを使用し、光造形式の3Dプリンターで出力しています。模型には台座と針金を取り付け、膨潤(梅雨時期などの高湿度が樹脂に与える影響)による変形を防ぐ工夫を施しました。​

リトルブッシュモア の模型のご購入は上の画像をクリック

お部屋に飾って博物館を作りませんか!?​

つづいてはクマタカを紹介します!

咆哮する ティラノサウルス

ティラノサウルス が叫ぶ!

頭部はスタンを参考に、身体はスケッチファブで公開されている https://skfb.ly/6yIHS を参考に全身骨格の模型を作成ました。3Dデータはすべての骨を分離させて構築しているため、好きな体制に変えることができます。前回はブラックビューティーの体制で時計に取り付けましたが、今回は口を開き、威嚇するような体制にして完成させました。​

3Dで作成した ティラノサウルス の骨格に支柱を取り付け自立するように編集したあと、3Dプリンターで出力しました。そして、完成た ティラノサウルス が下の画像です!​

材質はSIRAYA TechのABSライクレジンを使用し、光造形式の3Dプリンターで出力しています。完成品には台座と針金を取り付け、膨潤(梅雨時期などの高湿度が樹脂に与える影響)による変形を防ぐ工夫を施しました。​

ティラノサウルス 模型のご購入は上の画像をクリック​

お部屋に飾って博物館を作りませんか!?​