水中にいるラシオグナサス アンフィランファスの模型を作成しました!

深海に生息するアンコウの仲間の模型を作製しました。

ラシオグナサス アンフィランファス

学名:Lasiognathus amphirhamphus

 

奇抜でややグロテスクな見た目から人気があり、深海魚図鑑の表紙を飾った種ですが、グッズは見たことがありません。

 

そこで今回、水中で漂う本種の姿を模型として再現しました。

独特な頭部の形状と、複雑で少し気味の悪い色味が再現できました。

 

さらに、今回は水中で泳ぐ姿を再現するために工夫しました。

壁に設置して、部屋の壁を潜水艦の壁のようにしてみませんか。

こちらの模型は当社の商品販売ページで現在、販売中です。

 

今後もアンフィ合同会社では、多種多様な精密模型を作製していきます。

 

今後ご紹介できる模型についても、どうぞご期待くださいませ。

 

キアンコウの模型を作成しました!

キアンコウの模型を作成しました!

キアンコウ Lophius litulon

重さは約70gほどで軽く、取り扱いは簡単です。

テーブル上のインテリアや、壁掛けとしてもご使用いただけます。

最大長は約17.5㎝です。

手のひらサイズのわりに、かなり迫力のある模型です。

 

今後も当社のオリジナル商品を作成していきますので、ご期待ください。

ヘルベンダーの立体壁掛け模型を作成しました!

イースタンヘルベンダーの立体壁掛け模型を作成しました。

イースタンヘルベンダー Cryptobranchus alleganiensis

本種は日本の固有種であるオオサンショウウオ Andrias japonicus と同じオオサンショウウオ科 Cryptobranchoidea に属します。

食性は動物食で、魚類や甲殻類などを食べています。

今回の模型ではイースタンヘルベンダーが甲殻類(ザリガニ類)を捕食しようと狙っている瞬間を立体壁掛け模型にしました。

製作する上で、体色や背面の黒斑については下記の文献を参考にしました。

参考文献:西川完途.2018.オオサンショウウオの自然史

壁にかけている様子。

今後もジオラマ風の立体模型を製作予定です。

最大長:約27㎝

商品重量:約150g

¥5,000

和歌山県の古座川でオオサンショウウオを観察してきました!

オオサンショウウオ(Andrias japonicus

 

オオサンショウウオを観察するために、和歌山県の古座川へ行ってきました。

古座川へ行くのは4カ月以上ぶりで、前回行った時、季節はまだ夏でした。

※9月1日の「今日の生き物」参照

今日の生き物NO.35

そのため、探す際の寒さや、この時期にもオオサンショウウオは変わらずに観察できるのかなど若干の不安がありました。

お昼には古座川へ到着し探し始めますが、錆びたような茶色いアユや、ハゼ類などの魚類ばかりが見つかり目当てのオオサンショウウオは全く見つかりませんでした。

また、前回来た時と比べて目視できる魚数は減り、川底の珪藻類が前回より多くヌルヌル滑って川での移動がしにくかった事が印象に残っています。

前回も日が落ちて暗くなった頃に見つかったことから、夜まで車内で待機することにしました。

午後5時半ほどからヘッドライトを付け再開しました。

結果的に前回観察した場所からやや下流側で発見しました。

岩と岩の隙間に隠れていますが、反対に回り込むと顔が見えました。

観察していると、右前肢に大きな怪我をしている個体であることに気づきました。

皮が裂け肉が見えており、オオサンショウウオが動くたびにビラビラと皮が揺れ、痛々しく見えました。

岩の隙間から別の岩の隙間へと移動しますが、怪我している為か動きが遅く見えました。

また、全長は60㎝ほどの個体でした。

10分ほど動き回っていましたが、自分の身体を上手く収められる隙間を見つけたのか、移動をやめました。

 

顔や身体の模様から前回(8月30日)古座川で見たオオサンショウウオとは別の個体であることがわかります。

京都で見た交雑種と思われるオオサンショウウオは全体的に黒く、三重県で見たオオサンショウウオは全体的に赤っぽくオレンジ色でした。

それらの記憶と比べると、古座川で見るオオサンショウウオは全体的に黄色っぽく、黒斑がやや小さい印象を受けました。

様々な場所で何回もオオサンショウウオを見ることで地域差や個体差があることが少しずつわかってきました。

それらの理解を模型製作へ活かしたいと考えています。

オオサンショウウオは当社のオリジナルグッズであるMuseum on the Wallの題材にもなっている生物です。

B-1 MWオオサンショウウオ壁掛け

これからも定期的に観察し、模型製作の技術力の向上に努めたいと考えています。

カメラ:Nikon COOLPIX W300

ヘッドライト:Helius LED usb充電式

胴長:エクセル チェストハイ ウェーダー

今日の生き物NO.15

アメリカカブトエビ

Triops longicaudatus

2020年7月7日火曜,紀ノ川市周辺

アメリカカブトエビ
正中眼(ノープリウス眼)が確認された
アメリカカブトエビ
第一小顎の横に見られる第二小顎が見られなかった
アメリカカブトエビ
肢のない腹節の余剰棘が見られた
アメリカカブトエビ拡大
余剰棘拡大

引用文献 絵解きで調べる田んぼの生きもの.2014.向井康夫.p76.
   和歌山県の外来種リスト
.2019.和歌山県.p32

♦今日の生き物シリーズ
アンフィ合同会社は本物の生き物を観察することで、よりリアルな模型の製作を目指しています。そこで、弊社が位置する自然豊かな紀美野町周辺で見られる生き物を紹介します。