ニホントカゲ が食べていたのは…?

 紀美野町内にある当社で、 ニホントカゲ の捕食シーンの撮影に成功しました。町内でニホントカゲを見かけることは少なくないのですが、普段と違いこちらに気づいても逃げ出さず、一心不乱に捕食していました。

ニホントカゲ

ニホントカゲの発見時の様子です。

ニホントカゲ

観察していると、少し移動してまた捕食を繰り返していました。

小さな翅のついた虫?

 ニホントカゲの周りを観察すると、何か小さい羽のついた虫が確認できました。

シロアリ

足の踏み場がないほどの数が確認できました。

シロアリ

翅の形状が4枚とも同じ大きさでした。死んでいる個体や、まだ少し動く個体も確認できました。

シロアリ

アリ類とは少し雰囲気が違って感じました。マクロ撮影をして観察することにしました。

マクロ撮影の結果

シロアリ

大きさは4㎜ほどで全翅長は7㎜程でした。触覚はアリ類で見られるくの字型の棒状ではなく、直線的で数珠状でした。また、胴体にクビレは無く寸胴でした。黒褐色の体色で、前胸背板は黄色でした。

結果ヤマトシロアリと考えられます。

昨日は大雨で、今日は一転した快晴でした。条件が重なり、翅のあるシロアリが群飛したと考えられます。また、飛び立つ際や、ペアを求めて地上に降りた個体がニホントカゲに狙われたと思われます。

今後も自然観察を続けていく予定です。

アンフィ合同会社をよろしくお願いいたします。

参考にした文献 青木  淳一.2015.日本産土壌動物 分類の為の図解検索.p1586

 

♦今日の生き物シリーズ
アンフィ合同会社は本物の生き物を観察することで、よりリアルな模型の製作を目指しています。そこで、弊社が位置する自然豊かな紀美野町周辺で見られる生き物を紹介します。

アンフィ合同会社のオリジナル商品 に「ミニMuseum on the wall」が追加されました!

「お部屋の壁を博物館にするグッズ」をコンセプトに、アンフィ合同会社から、手のひらサイズ版の「ミニMuseum on the wall」シリーズが追加されました。

第一弾はシーボルトの『 Fauna Japonica 』 ファウナ ヤポニカ(日本動物誌)のオオサンショウウオです。裏にマグネットが入っており、例えば冷蔵庫の扉に貼ることができます。

オオサンショウウオミニ
on the 冷蔵庫

手にのる可愛いサイズ感ながら、0.01mmピッチの3Dプリンタを使用し作成しているため、細部まで非常に精密です。

ミニオオサンショウウオ

第一弾 ファウナ ヤポニカのオオサンショウウオの価格は1,200円です。
「ミニMuseum on the wall」では今後も手のひらサイズで裏にマグネットの入った立体模型を発売します。
第二弾以降は現在開発中!
お楽しみにお待ちください!!

紀美野町にティラノサウルスがやってくる!

紀美野町にティラノサウルスがやってくる!

2020年7月16日木曜,会社周辺

ティラノサウルス

 世界を代表するアメリカの国立総合博物館のスミソニアン博物館は教育普及を目的として収蔵する数多くの標本の3Dモデルを無償で公開しています。

 私たちはこの活動に賛同したいと考え、同博物館が提供するティラノサウルスの頭骨の等倍レプリカを製作し、弊社が位置する紀美野町に無償提供したい旨を伝えました。その結果、町から快諾を頂き、紀美野町文化センターで活用して頂けることが決まりました。

 多くの町民に喜んで頂けるよう、また、スミソニアン博物館の意思が伝わるように、丹精込めて製作しています。
その様子をホームページにて投稿していきますので、ご覧いただけたらと思います。

ティラノサウルス