シントウトガリネズミ 静岡県南アルプス地域の標高1800m以上には世界でも最小クラスの哺乳類が生息しています。体重は5~10g程度。ほとんどを地中や苔の下で過ごすようで、生きている姿を見かけることは極めてまれです。 動画は静岡県で調査員として活動していた時にたまたま生きた状態で見つけたシントウトガリネズミです。大食漢で昆虫だけではなく、キャットフードも食べていました。似た種類の動物にジネズミというのがいますが、歯を観察すると簡単に見分けることができます。ジネズミの歯は白いのに対して、トガリネズミの仲間は歯が紅いのです! シントウトガリネズミの頭蓋骨 シントウトガリネズミの下顎 シントウトガリネズミはトガリネズミ形目というグループに属しており、南アルプスにはこの他にアズミトガリネズミが生息しています。見た目が似ていますが脳頭蓋の形状や歯の高さ、神経孔などから識別することができます。詳しく知りたい方は以下URLをクリックください。06/佐々木・高田_P27〜P34.indd (spmnh.jp) 当社が所在する和歌山県にもシントウトガリネズミに関する記録があるそうなので、今後も調査で明らかな情報が手に入った際はこちらのブログに追加していきます。 なお、当社ではシントウトガリネズミの全身骨格レプリカを販売しています。興味のある方は以下画像をクリックしてみてください。 共有:TwitterFacebook 関連