最初に 3D 化したのは三角貝の仲間トリゴニアの一種です。この化石は3月13日に湯浅町で開催された和歌山県立自然博物館友の会主催の化石発掘イベントに参加して、当社の地質・化石担当の新垣氏が見つけたものです。ちなみに他の参加者は状態の良いアンモナイトを見つけていて、内心羨ましかったのですが、ここではアンモナイトと同じ白亜紀の海を生きた「トリゴニア」を 3D 化することにしました。3D化にはフォトグラメトリ専用ソフトMetashapeを使い、撮影時は回転台を使って、合計48枚の画像から構築しました。完成したデータにはテクスチャー情報も張り付けられるので、形状だけではなく、質感や色を観察することができます。