岐阜大学動物園生物学研究センターとアンフィ合同会社間における動物骨格の3Dデータ化及び活用 Contents1 教育を目的とした連携を実施2 どんなことをするの?3 製作した模型(事例)4 ガチャもあるんです!5 ニホンライチョウの全身骨格も!6 種の保存法6.1 共有:6.2 関連 教育を目的とした連携を実施 岐阜大学動物園生物学研究センターは動物園の動物を骨格標本にして収蔵し、動物園の役割や絶滅危惧種の生物学や保全について普及したいと考えています。 アンフィ合同会社は自然史資料に関わる3Dデータや模型をつくるのが得意な企業で、これまで以上に本物の標本をデータ化してその魅力を発信したいと考えています。 そこで、両者が連携して実施をはじめた取り組みが、3Dデータや模型をつくって教育普及事業で活用することを目的とした連携です。 どんなことをするの? 岐阜大学応用生物科学部(動物保全繁殖学研究室)では、全国の動物園の飼育動物や野外の動物の遺体を対象に、授業等で骨格標本を作製し、保存・活用を進めています。種の保存法などの規制により国内外の希少動物(生体、遺体、標本など)は学術目的や繁殖計画以外では移動が難しくなっています。そこで、今国内にいる動物の骨格標本からデジタル化を進め、今後の動物園・博物館で活用しやすいレプリカや3Dデータを作っていくことに取り組みます。そのため、以下模型(ガチャの購入を除き)の購入には岐阜大学動物園生物学研究センターの許可を必要とします。 製作した模型(事例) 岐阜大学応用生物学科学部が学術協定を結んでいる九十九島動植物園で、高齢で亡くなった雄ライオンのアサヒと雄チーターのキリ。アンフィ合同会社で頭骨と足形を3Dスキャンし、原寸大の模型を製作しました。これらの模型は動物園や大学でのイベントや教育活動で活用しています。 九十九島動物園のライオン「アサヒ」右が本物 九十九島動物園のチーター「キリ」右が本物 ガチャもあるんです! イベントの際はガチャガチャの中にアサヒとキリのミニ頭骨を入れて教育普及を目的とした販売を実施しています。また、彼らの足型もミニレプリカとして販売されているので、見かけた際はまわしてください! ガチャ模型 ニホンライチョウの全身骨格も! ニホンライチョウは国内希少野生動植物種に指定されており、種の保存法で守られています。レプリカであればその制限がないため移動や貸し出しがスムーズに行えます。今後様々な博物館や動物園で活用されることを期待しています。 種の保存法 国内外の絶滅のおそれのある野生生物の種を保存することを目的とした法律。絶滅危惧種のうち希少野生動植物種に指定されたものの譲渡しが規制されています。 上記内容に関するお問い合わせは アンフィ合同会社へお願いします。メール:amphi09llc@gmail.com電話:073-488-5513 共有:TwitterFacebook 関連