下記URLよりデータ基となった標本がご確認いただけます。
https://cabinetdecuriosites3d.mnhn.fr/fr/content/dodo
モーリシャスドードー
Raphus cucullatus (Linnaeus, 1758)
標本番号:MNHN-ZO-MO-1894-981
解説
ドードーは、アジアに分布するハト目ハト科に近親な大きな鳥です。高さは1メートルにもなりました。本種はモーリシャス島に固有で、天敵がいなかったため飛ぶ必要がありませんでした。1598年にヨーロッパの探検家によって発見され、彼らの食料源とされてしまいました。さらに、その当時持ち込まれた豚やイヌによって次々と食べられ、急速に数を減少させました。そして、 1世紀も経たないうちに姿を消しました。
現在、この悲劇の鳥はパリの国立自然史博物館で紹介され、二度と同じことを繰り返さない象徴として展示されています。博物館内にある骨の残骸はほとんどの場合断片的であるため、個々の骨の3Dモデリングにより、これらの動物の形を構築しました。手がかりとなったのは、17世紀のヨーロッパの人が残した芸術的な記述と表現です。